作品
人工子宮が普及した社会で、昔ながらの妊娠出産を望む女性達が暮らす〈バルーン・タウン〉で起きる事件に妊婦探偵・暮林美央が挑む
『陰の季節』(第五回松本清張賞受賞)で、鮮烈なデビューを飾った著者の第二作。警察手帳紛失事件に隠された男達の矜持を描く
武器密売裁判の重要証人が航空機事故で死亡。NY市警は殺し屋“ダンサー”の仕業と断定し、犯人追跡の協力をあのライムに依頼する
読書が楽しく、調査に実りあり。再び収穫の季節を迎えた著者が情理を尽くして説く、学問の新しい発想と日本の未来への数々の提言
チベット、モンゴル、シベリアでの話から、近所に生息する犬や猫との交流に至るまで、どこにいても旅人・椎名誠の痛快エッセイ集
正史には現れない、聖武天皇譲位、長屋王の変の衝撃の真実とは……。東アジアの権力闘争を視野に収めて考察する、小林版奈良時代秘史
厚木に降り立ったマッカーサーの胸に去来する乃木大将の俤……。表題作ほか日本近代史に足跡を残した男たちの人生を活写した短篇集
降りしきる雪の中、這い蹲って狭い岩穴を通り抜けようとする女。縁切り寺と呼ばれる安井金毘羅宮で出会った二人の業が絡み合う
日本は嫌いだけどJ―POPは好き――。アムロやスマップなど日本人歌手に群がる韓国の若者たちが語る日本に対する複雑な思いを徹底ルポ
長期低迷に陥った慶応は、創部百年を射程に上田昭夫を再び監督に据える。上田が打った秘策とは? 楕円球の行方を巡る迫真のドラマ
Number他で活躍中のスポーツライター金子達仁氏の傑作選。Numberをはじめとした珠玉の作品の数々を完全網羅。
本当のおしゃれってなんだろう。ニューヨークとパリでの生活を通して考えたこと、感じたことを飾りのない言葉で綴ったフォト・エッセイ。
日常に慣れてしまうことで忘れていた、ささやかだけれどとっても大切なもの。心と体がひとつになって癒される短篇集。全13篇収録
映画撮影のために集まった監督、カメラマン、プロデューサー、俳優たち。一番光り輝くのは誰なのか。待望の直木賞受賞後長篇第一作
三行の大型合併工作に失敗、三洋銀行を去った石倉だったが、不良債権問題で苦しむ銀行は彼を必要としていた。はたして再建なるか
悪徳判事を摘発すべくFBIの選んだ手段は、敏腕弁護士を使った大胆なおとり捜査だった―『推定無罪』をしのぐスリルの連続!
さまざまな夢を抱えていた12年前の「17歳」たちは、いかに90年代を生き、21世紀を目前に何を考えるのか。写真家は再訪の旅に出る
人はどんなことを信じ、どんなことを疑うのか? 深遠なテーマを「笑い」に包んで哲学する、ご存じ土屋センセイの最新エッセイ集
あたいの名はチビ、雌の虎猫。ご主人様は、うまいものと酒に目がない三十過ぎの独り者、みんなから「あくび先生」とよばれている
「離婚したおじいちゃんのこと、アイしてた?」と孫に聞かれた慌てたある日、本人が訪ねてきて……。猛烈愛子さんの愉快な老後の日々
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