作品
総崩れの危機を脱するために、いま我々にできることは何か。諸国に暮らす日本人の体験を真摯に問う、大宅賞作家が放つ渾身の一冊
年間三十五勝をあげながら短命に終わった権藤。ひたすらシュートで二百勝を達成した東尾。投手出身監督が“日本一”で相まみえるまで
少年時からの憧憬の地モンゴルへの思い『草原の記』。敗戦の痛念から新国家建設に邁進した健康な時代を照射する『「明治」とい国家』
密告をもとに盗賊を捕えた鬼平は、首領の顔に若き日の悪友の面影を見出す。調べてみると彼は悪友の息子、そして密告者は母親だった
他殺か自殺か、密室の死を描いた「キリカ」。名前のない死体の過去を探す「マサナオ」他を収録。サブとみずきの異色コンビが大活躍!
既刊の『ねこぢるうどん』に、彼女が遺した夢のメモをもとに夫で漫画家の山野一が描き下した問題作を収録。デザイン新たな新装版
老婆の「当たり屋」が大勢いるという噂を確かめるべく、玄界灘の小島を訪れたわたしが目にした光景とは――。「望潮」他六篇収録
悪党者を取り締まる八州廻りの桑山十兵衛は、諸国奔走の毎日。好評第二弾は、剣豪千葉周作、初恋の女性が、十兵衛の心を掻き乱す
読者から提供された新聞記事を元に紡ぎだされる九つの短編。キャリア40年で短篇千作をものにしたミステリーの名手の技をご覧あれ
初の檜舞台、フランスW杯。戦いに臨む男たちの焦り、心理的暗闘、汗、そして圧倒的な感動を関係者の証言で綴る迫真のドキュメント
日本経済再建のカギを握る日銀副総裁は、このように本を読みこなす。経済ジャーナリストならではの視点で話題の本を評した書評集
幻の名著に’78年から’84年まで「ポパイ」連載のコラムを追加。『考えるヒット』と合わせて読めば、Jポップの現在過去未来が丸わかり
小藩に生きる若者たちが身分を越えて集まる私塾・観月舎。藩内の派閥争いが淡き恋、友や家族への思いに、軋みを生じさせてゆく…
赤字身売寸前の病院の院長が自らトイレ掃除をしたら黒字になった話や人類が恐竜のオシッコを飲んでいる等、一読三嘆の実話満載!
時代の底に流れるものを深く計測し、浮き上る現象としなやかな対話を交す。古稀にしてフリーターを称する数学者が語る世相の哲学
混迷の現代にこそ「西郷という思想」は必要とされているのだ。歴史を、現下の政治・経済を論じながら、西郷の意味を現代に問う
WASP、黒人、韓国系移民……文明の原理を現地で探った『アメリカ素描』。巨大な隣人との二百年に亘る関係史『ロシアについて』
友人に頼まれて復讐する事になった「オレ」と手下の帆一との珍道中を描く表題作に、「けものがれ、俺らの猿と」を収録する最新短篇集
十歳でバレエを始め、十五歳で単身渡英。わずか五年でトップダンサーとなった著者初の自伝。バレエ案内他、撮り下ろし写真も多数収録
幻の母よ何処。過去を引きずり、色気と憂いに満ちた半次が、岡っ引の娘小夜と共に挑む難事件の数々。江戸情緒溢れる傑作捕物帳
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