作品
希代の女掏摸を見守る鬼平の苦悩を描く「女掏摸お富」など二篇。正義と寛容、人情味あふれる鬼平の魅力を満載した巨匠入魂の一册
神田千両町に住む宝引の辰親分は色の浅黒い三十代の好男子。得意の鉤縄を懐に忍び込ませ、胸のすくような推理で難事件を次々解決
かくれんぼをしていた源太郎と花世が迷い込んだ隣家で、人が斬られる。子供達が目撃した事件は奥が深かった。人情捕物帳八篇収録
湾岸戦争からケリガン襲撃まで、NY在住のジャーナリストが見た“アメリカ”とは? ’90年以降の混迷するアメリカ社会に鋭く迫る
日本とアメリカの議論は何故噛み合わないのか。ワシントン在住の敏腕ジャーナリストがクールな目で見つめ送り続けた真の国際情報
亡妻の記、敬老の日に考えたこと等、自らの老い・孤独・死を真正面から捉えた本格エッセイ。
今度の若い恋人は、自分の書いてる小説の、想像上の女性に恋をしているらしい。四十五歳の私は、第二バイオリンにすぎないのか
藤沢時代小説の魅力の源泉。この作家を愛してやまぬ諸氏が綴る三十篇。さらに対話とインタビュー、年譜等で構成した愛読者必携書
この百年の間に、大阪はどんな情報をどんな形で発信し続けてきたか。東京一極集中の陰に隠された大阪の存在を今ここに再構築する
京都に住む池加代子は人気推理作家。娘で女優の梨花がオーストラリアで仕事中に誘拐された……狩矢警部も大活躍する傑作長篇推理
科挙、族譜、風水地理思想は現代韓国で厳然と生きている。宦官、韓国角力シルム、オンドルの考察など、日韓比較論も思わず膝をうつ
温泉旅館からリゾートホテルまで、旅の充実を求める客でいまやサービス合戦中。客を満足させる究極の心遣いとはいかなるものか
柴田勝家を打ち破って、覇権に燃える豊臣秀吉の前に立ちはだかるのは徳川家康。秀吉の周辺に家康に仕える甲賀の忍者達が跋扈する
新女鑑 東京行進曲 不壊の白珠 心の月日
ダイナ・カウフマンは三度目のセックスで処女を失った――メロドラマ作家ダイナのロマンスとセックスをめぐるヒップなオデッセイ
脳死、環境破壊、政治献金……現在の諸問題を日本人のエートスの歴史から読み解きつつ、自らの人生観を縦横に展開する好評エッセイ
就職難に立ち向かう女子大生たちの意識調査から、就職及び仕事に対する彼女たちのホンネを探るイラスト入り「アンケート・ルポ」
友人の変死事件を追うブラジル人記者が東京で見た出稼ぎ日系女性の生態。売春、麻薬取引……ブラジル社会に衝撃をあたえた問題の書
飄々と来って去る孤影の剣客……しかしその実態は埋蔵金探し? しかも英語を話す!? 芥川賞受賞作家が開く時代小説の新しい世界
社長の道楽が新商品のヒットを生んだ話や、人生の機微をついた結婚披露宴に最適の詩など、面白くて役に立つ企業版ちょっといい話
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