作品
新興宗教問題、りえ貴騒動にひらめく直感、わき出る言葉。「ロイヤル・ウェディング」に関する二つの感想も加え鬼に金棒の九冊目
原爆と特攻がなかったら太平洋戦争はどうなっていたか? 両者の史実を並行的にたどりながら、終戦までの経緯を新しい視点で描く
プロ、アマを問わず、一年間に発表される膨大なエッセイの中から洗練され、滋味豊かな短文の粋ばかり六十二篇を集めたアンソロジー
ムッソリーニとの純愛の果てに非業の死を遂げた女、イギリス国王の王冠を賭けた灼熱の恋など、世界史の表舞台の華麗なる歴史絵巻
変転著しい日本社会。そこでは今何が起こっているのか。新しい動きにどう対応すべきか。新時代を象徴する生き方を活写した傑作群
タルコフスキー、ヴェンダース、ジャームッシュ……しなやかな文章で映画の感動を増幅し、時代の気分を浮き彫りにする名エッセイ
遺伝子操作を利用した免疫療法の最先端をゆき、成功例の最も多い第一人者が、具体例をあげ懇切丁寧にガン治療の現状と明日を語る
門前仲町の居酒屋茜屋に集まる訳アリの男女たち。行き場を見失った彼らを癒す町と人の優しさが心に温かい九○年代の人情のかたち
更年期障害、骨肉の葛藤、人気作家の恍惚と不安、野球狂い、秘められた恋愛……同年同月生まれの親友が愛情をこめてつづる思い出
長期休暇を取ってタイのバンコクにやって来た男がいつの間にか取りこまれた日本人社会で知った色と欲の生態。表題作以下六篇収録
セックスについての仮説、小和田雅子さんはヒラリーか、やっぱり男は中学生、貴・りえ勝負のわかれ目等々、拍手喝采のエッセイ集!
雪の国境線を越えた悲恋のヒロイン――これは岡田嘉子の一面に過ぎない。昭和を真っしぐらに生きた女の生と死を克明に描いた傑作
コラムの続篇は書かない、という原則を破ってまでグリーンが書きたかったことは何か。表題作を含む二十七篇の傑作コラム集第四弾
まるで野球のタイムリーヒットのように胸がすき、友人との語らいのように温かい、アメリカン・コラムの世界を見渡す傑作二十篇!
能楽師・鷺流宗家、一子相伝の秘曲を伝授されていたために先代の隠し子が狙われる。東吾の子らしき男児も現われて揺れる大川端模様
清痩鶴のごとし、と掉まれて逝った長塚節。その生のかがやきを清冽にえがく表題「白き瓶」と、初期名作「一茶」を収録する異色篇
「’95年に南北統一」を目論む金日成が病に倒れた。権力を掌握した金正日はソウル攻撃を命じるが……迫真の筆致で描く北朝鮮の近未来
(上を参照)
われらはどこから来、どこに居、どこへ行くのか。世紀末を迎えた地球の文明の混沌を、作家が柔軟で深い目ざしでとらえ、考察した
週刊文春連載「待ってました定年」シリーズ六冊目。自分の定年を何歳とするか、その後どう生きるのか、身近な六十六人の体験を聞く
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