作品
ロレンスの「死んだ男」「てんたう蟲」「黙示録論」に、キュリー「戦塵の旅」と永遠のベストセラー、ヘミングウェイの「老人と海」併録
北アルプスの山麓で妥協を排した作家生活を営む筆者。厳しい自然ながら、尽きせぬ四季の山野の魅力を語ってきた二十年を集成する
六年前、筆頭家老が暗殺されたが下手人は不明、刀傷から「馬の骨」なる秘太刀と判明した。その剣を伝授されたとされる剣客は誰か
ゴジラは生きてると仮定し最先端の恐竜・遺伝子・進化論を分りやすく説明。
名もない市井の人々の、日々の歓喜と悲哀を、キメ細やかに曇りない眼でとらえた明澄な人生絵図三十六篇。うち七篇は単行本未収録
ムンク、ローランサン、キリコ…近現代の傑作自画像18点に谺する個性の声にじっと耳を澄ます。画集とエッセイを合体した豪華愛蔵版
『連獅子』の稽古で勘三郎はうまく踊れぬ十三歳の子、勘九郎を何回も蹴落とす――中村屋親子三代に見た厳しい芸の世界と親子の情
湾岸戦争中、ヘリコプターが撃墜されてイラク軍の捕虜となった米陸軍女性将校が九死に一生を得てぶじ帰還する不屈のドキュメント
南洋に渡ったある娼婦の記録から英語を武器に社会進出を目指す現代女性のルポまで、明治以後の日本女性の内実を描いた四作品収録
明治42年、公爵伊藤博文は満州視察中、ハルビン駅頭で韓国人安重根によって射殺された。二人の運命的な出会い迄を克明に描く長篇
「吉田肉腫」の発見で癌研究の道を切り拓いた病理学者吉田富三。癌細胞を師として顕微鏡で考えた七十年の生涯を描ききった感動の書
日本の西洋画の祖たる高橋由一。そして「土木県令」こと三島通庸。二人の明治の巨人が栗子山隧道建設を機に対決する雄渾な歴史小説
偉大なる天才はなぜ女性が描けないのか? 男性的な映像美の中に秘められた真実にせまる「謎解き黒澤明」。キネマ旬報読者賞受賞
ソ連崩壊後、激変を続けるモスクワ。そのカオス状況の中にロシア人の心のふるさとの面影と魅力を追い求め、明日の再生の夢を紡ぐ
南ドイツの湖畔の村、少年の日々の節目毎に、なぜかいつも出会う謎の人、ゾマーさん、絵と文が語りかける、最高のギフトブック
海賊船に乗り組んだ少年が体験する死とナンセンスを描く「リタ・ヘイワースの乳房」ほか、三島・芥川両賞受賞の著者の最新短編集
エイズ、ゲイ、ドラッグ、SM……。鮮烈な感覚の女性作家が、国際都市ニューヨークと東京を舞台に描き出す“新らしい愛のかたち”
独創的・先見的発想と抜群の説得力で日本電子工学を育てたTV用アンテナ発明者の足跡。湯川秀樹、江崎玲於奈、西澤潤一らも登場!
金日成独裁の北朝鮮からソ連に留学して、かの地の女性と恋に落ち、韓国に亡命して平和な家庭を築いた青年の波瀾とロマンの日々
北国の小藩・海坂、清流と小立に囲まれた組屋敷、一人の少年藩士が成長する姿を描く「蝉しぐれ」と、朋友相喰む熾烈な覇権劇「風の果て」
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