作品
名刺の裏に似顔絵を書いて相手を記憶している人の話、落語家の修業話、野菜をめぐる様様な話題など、面白くてタメになる話を満載
カポーティ最後の佳品。幼い日、父とすごしたかけがえのない夜が、村上春樹の名訳と美しい銅版画のなかに甦る。プレゼントに絶好
女性にとって英語は依然武器である。英語ができると、女性の人生にどれほど有利か。英語を使って働いている女性たちの生活と意見
七世紀後半、中大兄皇子、大海人皇子ら一族入り乱れる凄絶な権力争いの波間に漂う、皇女山辺の運命は。古代に材をとる力作小説集
アグネス論争から昭和天皇死去まで、この一年間もいろんなことがありました。昭和最後の一年を綴る「今夜も思い出し笑い」五冊目
戦時下に少女期を過ごした著者が戦争で歪められた日常生活を見つめつつ、愛する人を政治のために失った女性たちを世界各地に訪う
命がけの紀州みかんの江戸輸送で巨利を得、材木商、貨幣改鋳で財を築いたが、一代で潰れた豪商紀伊国屋文左衛門の波瀾万丈の生涯
生を享けて半世紀余、身近に経験したさまざまな死に、深い観察の目を向け、熟成した筆致で文学空間にすくい上げた興趣深い短篇集
ラグビー指導者である父の愛を得たいと敢然ラグビーに挑んだ肥満少年が、父の眼前で大怪我をした。少年と父の苦しい闘いが始まる
何かが芽生え、何かが変わる。卒業は始めのための終わり、出会いのためのさよなら。「サラダ記念日」の著者の歌論と自伝エッセイ
思いもよらぬ宿命の出逢いから、ふたりの魂は抗えぬ力で引寄せ合って……。二十一歳の感性がつむぎだす“滅びゆくもの”への挽歌
節分の騒ぎの渦中に起きた殺人事件。現場から鬼の面をつけた男が逃げていった。ご存じ“かわせみ”の面々が東奔西走する人情捕物帳
フィリピン女性と結婚する日本人男性が激増中で既に一万組に及ぶという。彼らの結婚への道のりをたどり、国際結婚の行方を考える
ヴェトナム戦争、テロル、反戦運動。六○年代の夢と挫折を背負いながら、核の時代の生を問う、最も注目される作家のパワフルな長篇
(上を参照)
男はなぜセーラー服を好む? 宮本武蔵は見栄っぱりだった? 酒場で開陳すれば尊敬の的となること請合いの最新エッセイ三十四篇
恋は女の必須アミノ酸。だからいつもスリリングなゲームでありたい。都会の男女の出会いと別れを鮮烈につづる四十篇。好評第二作
無軌道な愛欲と放浪に生きた作家武林無想庵の生涯と彼と行動を共にした著者自身の青年時代を描いた半自伝的評伝。読売文学賞受賞
明治維新で後援者を失った京の茶道宗家・後之伴家。その明治・大正・昭和に亘る苦闘と一族愛憎の歴史を余韻嫋々と描いた傑作長篇
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