作品
ご誕生から敗戦の日までをたどり、どのような教師や東宮傅育官がその人間形成に寄与したかを学習院初等科以来のご学友が証言する
「海の見える家に住みたい」と湘南の茅ヶ崎に住みついて三十年。年ごとに変わりゆく湘南の海と住人と風俗を見つめる珠玉エッセイ
マリリンの“ごく親しい友人”であるカメラマンと詩人が、二百点の未公開写真とともに明かす、生き生きと愛らしい素顔のモンロー
竹千代は無事三代将軍に即位、お福は大奥を統率してゆく。本年度NHK大河ドラマのヒロインを描く歴史コミック全四巻、堂々完結
孤独や破れた愛情などで死んでたまるか。失恋と人間不信のなか、狂いもせず、死にもせず、修羅場を生きぬいた著者の告白的恋愛論
日仏文化交流の一環としてガリマール社から刊行され話題となった明治・大正・昭和の名作短篇集。日本人にとっても必携の書である
(上を参照)
小乗の寺院がメナムに影をうつすバンコクで、恋におちた男と女を包む蠱惑と陶酔。心と風土の関わりをとらえる文芸作品の新世界
夫人からガンを告知された氏が、信仰により死の恐怖を克服しつつ綴った感動の日記と遺書。家族への愛、仕事への情熱、死との対話
藩中一、二を競い合う剣の遣い手二人が宿命でむすばれ対峙する。男の闘いを緊密な構成と乾いた抒情で描き出す表題の名品ほか三篇
時代を記録する雑誌「文藝春秋」が掲載した在位六十二年に余る昭和天皇の素顔、回想、事件、天皇論の集大成。永久保存用の決定版
最期を迎えた男達の交流。逝く者と残される者の定め。生と死を見つめ人生の真実を学ぶ、ひたむきな真剣さが胸をうつ芥川賞受賞作
直木賞に不滅の名をとどめる直木三十五。その代名詞ともいうべき長篇「南国太平記」を始め、代表的短篇、随筆に年譜・解説を併載
日米摩擦、日本人のイジメ、戦後民主教育等の社会問題から自分自身の母子関係、さらに日常の小事件まで岸田理論で明快に分析する
インテリ男はなぜセクシーでないか? 辛辣にして優雅、ユーモラスで毒がある、塩野七生が男たちに捧げる五十四章のアフォリズム
既刊十二巻に引きつづき、第九十二回までの受賞作「夢の壁」「佐川君からの手紙」「杢二の世界」「光抱く友よ」「青桐」を収録刊行
世継ぎ争いで劣勢におかれた竹千代のため、お福は家康への直訴を決意、愈々駿府へ旅立つ……。感動の歴史コミック、待望の第三巻
保険金殺人、ホテル建築詐欺、変身願望。現代を舞台に展開する怪奇譚、幻想譚の数々。待望の半村サイエンス・ファンタジー十二篇
甘い歌声の“ザ・ヴォイス”からオスカー俳優、やがてハリウッドのドンへ。陰でうごめくマフィア。隠された部分を暴くシナトラの伝記
いないと知っているからこそ掛ける恋人への電話、棄てるに棄てきれない別れた男からの贈り物。若き詩人が率直につづる女のこころ
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