作品
著者がデビュー以来書きつづけるシリーズ第四弾。ますます推理の冴える女子大生・夕子と中年警部のコンビが活躍する連作五篇収録
北アルプスの山麓に住み、安曇野を眺めて暮す著者の、四季折々の山野の文章スケッチと生活の中での考えを明快に記す好エッセイ集
人の心の未知の部分の大きさと深さ、そして生命の不思議を、謙虚に受けとめる著者が、やさしく語りかける興趣つきない人間の考察
叛乱軍の宮城占拠計画、資金の出所、軍法会議の秘密審理など二・二六の暗部にメスを入れ豊富な取材と極秘資料で描破した不朽の大作
(一を参照)
韓国出身の将軍はなぜ死刑に処せられたか。比島における戦犯法廷の記録をもとに真実を追求し、日・米・韓の国民性を比較考察する
『ものぐさ精神分析』の著者が、日常の社会的事件の見方考え方をはじめ、自らの生い立ち交遊等を独特の語り口で語ったエッセイ集
月給三万円で本の雑誌社に入社。椎名誠、目黒考二と苦労をともにし、兼業エッセイストから完全独立するまでを綴った初の書下ろし
ちょっとしたヒントからヒット商品を生んだ話、海外駐在員の苦労……実社会でひろった役に立つ話、ユーモア話、心に響く話を満載
「昔別れた女って、おいしそうにみえるのかな」大人の情事を冷めた目で捉えた表題作に「京都まで」の直木賞二作品を含む充実の短篇集
北海道の片田舎出の英語好き少女が留学して、ニューヨーク生活十七年。実生活の中で身につけた有益な英語体験を綴る爽やか青春記
十八歳で吉原に売られ、七年の遊女暮らしに泣いた薄幸の著者の祖母。その苦界での日々を明治期吉原風俗を背景に描く鎮魂の画文集
古くは中国、近くは西洋の影響を受けながら日本文学に通底する独自性とはいかなるものか。その総体に“共時的”に触れる文芸評論
ナチス崩解とともにアドルフ・ヒットラーは自殺し、かつて親友だった二人のアドルフにも、パレスチナの闘いとともに死が訪れる。人間再生への祈りをこめた大団円
日本人社会・外国人・夫婦・子供・帰国などの問題について、世界各地で生活した駐在員の妻達の体験にもとづく具体的で率直な証言
ヒットラー出生の秘密を示す文書を入手した峠貞平と、特高の息づまる追跡・逃避行。一方、ドイツに留学したアドルフ・カウフマンは、完壁なドイツ人になって行く
ヒットラー出生の秘密を示す文書を入手した峠卓平と、特高の息づまる追跡・逃避行。一方、ドイツに留学したアドルフ・カウフマンは、完壁なドイツ人となって行く
大会社の社長から街の主婦まで、社会の第一線で活躍する人々の、心にひびいて役に立つ挿話を集めた、企業版ちょっといい話第三弾
天下無双の剣豪の凄絶なる生涯、死闘血闘の後に悟達した孤高の剣の実像をあざやかに描破して宮本武蔵像の決定版たる歴史大河長篇
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