作品
故郷にかろうじてたどりついた鹿児島軍団もついに西郷が自刃し、西南戦争は止んだ。翌明治十一年大久保も兇手にかかり、反乱の時代は終熄した。大河小説の完結篇
薩摩士族が遂に起った。が、「踏みつぶしてゆく」はずの熊本鎮台に行く手を阻まれ、予想外の苦戦を強いられてしまった。一進一退の激戦が続く。大河小説の第六巻
神風連、秋月、萩とうち続く反乱にも、かたくなに沈黙していた薩摩がついに動いた。西郷暗殺の刺客の影にまず私学校生徒が走り出す。佳境に入る大河小説の第五巻
黄巾の乱以後、世はまさに麻の如く乱れ、群雄割拠の時代が続く。本巻は、曹操が、孫策が、劉備が天下を狙うべく擡頭し大活躍。更に劉備の側近・関羽や張飛も登場
おなじみの密偵・伊三次が、「五月闇」で兇悪犯に刺されて、ついにあの世へ。部下を思う心の篤い平蔵の心中や、察するに余りある
無類の愉しさ、卓抜な文明批評、釣人の深き“芸”の世界。釣魚エッセイとして画期的なこの著作を、新たに大幅加筆して決定版とした
ボクシングの内藤・輪島、野球の榎本・土屋、マラソンの円谷ら、勝負の世界に青春を賭けて燃え尽きていった者たちのロマンをえがく
孤高の作家に惹かれ同棲生活に入った二十四歳の聖子。五年後の今、新しい恋が生れつつある。二人の中年男の間で揺れる微妙な女心
政府の必死の懐柔策にも拘らず、反政府勢力の動きは活発化する。明治九年十月の神風連ノ乱、萩ノ乱は、西南戦争への引き金となってゆく。緊迫の大河小説第四巻!
日本映画の傑作十八本を入れ、想い出の名画から新作まで幅を広げて名セリフを網羅。正篇とあわせ“書斎の名画座”となる楽しい本
『昭和史発掘』執筆に際して収集した膨大な資料の中から二・二六研究に不可欠な未公開資料を収録。1巻は戒厳司令部と軍法会議関係
圧倒的な人気を持つ在野の西郷隆盛と、政府内にあり着々と新国家の体制を整えてゆく大久保利通。日本を分断する危機が、近づく。明治初年を描く大河小説の第三巻
征韓論に破れた西郷隆盛は、官を辞して鹿児島に帰った。彼を慕う近衛士官たちは続々と彼を追う。新政府の苦悩は一段と深まった。明治初年を描く大河小説の第二巻
装いも新たに第二期の第一巻。このシリーズ好評の秘密は、平蔵の活躍と相俟って江戸市中の風物や飲食物などの活々とした描き方だ
明治新政府は発足した。が、そこには様々な危機が内在外在していた。西南戦争に至るまでの政治をダイナミックに捉え得た大河小説
日本の歴史のなかから紫式部、北政所など三十数人の“女傑”を選び出し、軽妙に綴った人物意外史。日本スーパーレディー物語改訂版
坂本竜馬の“恋人”で千葉道場の娘さな子は晩年、灸の療治を生業としていた――など歴史小説の大家が折にふれて語ったこぼれ話集
中原に戦雲垂れこめ天下まさに麻の如く乱れて、後漢の王朝は崩壊同然。覇権を握った董卓の恐怖政治はついに諸侯の蜂起をうながし猛将・曹操は栄陽に兵を進める!
似顔絵百二十八点、百十七本の映画から選んだ忘れがたい名セリフの数々。博覧強記、軽妙洒脱に映画の夢と楽しさをつづった粋な本
ムッソリーニ、法王庁、中道左派政権。ご存じイタリア式政治社会風俗の一大狂詩曲がかなでる洒落と発想の宝庫へと読者を招待する
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