作品
紀伊勝浦温泉で起きた殺人事件の容疑者は、日下刑事の友人だった。そのアリバイは日下自身が証明していた——。表題作他、傑作全四篇
二発の銃声とともに途切れた旧友からの電話。旧友はやはり殺されていた……。十津川は真相を求め北海道、さらにフィリピンに飛ぶ
独身実業家が殺され、三人の愛人に容疑がかけられた。やがて莫大な遺産を巡って第二、第三の悲劇が。会津と日光を舞台に十津川警部が活躍する長篇トラベル・ミステリー。(郷原宏)
温泉旅館の婿になるためブルートレイン出雲3号で皆生温泉へ向かった小田刑事が死体で発見された。様々な恋の果てに起こった殺人事件を十津川が解明する傑作四篇を収録。(山村正夫)
高校球児が覚醒剤中毒者に殺され、事件を追っていた被害者の兄、清水刑事も犠牲者となった。部下を失い怒りに燃える十津川警部は、恐るべき犯罪を企てる悪の巨大組織に闘いを挑む。
東京で起きた社長夫妻の殺人事件の謎を追い十津川警部は田沢湖へ向う。ダムによって運命を変えられた村民たちの悲劇を描く表題作他、トラベル・ミステリー三篇を収録。(武蔵野次郎)
元刑事の私立探偵が依頼された失踪人捜索と、十津川警部が追う殺人事件。二つの怪事件が奇妙にからみあい交叉する。謎を追って九州から沖縄へ。傑作推理長篇。(中島河太郎)
急行「妙高」に乗り込んだ奇妙な男女。同じ車両には女の絞殺体が残されていた。両者を結ぶ新興宗教団体の不気味な影。表題作のほか十津川警部の名場面を三篇。(中島河太郎)
上野発・特急「ゆうづる5号」の個室寝台——目が覚めたら、いるべきはずのない女が殺されていた。十津川警部が不可解な謎に挑むトラベル・ミステリーの会心作。(武蔵野次郎)
出稼ぎ列車とも呼ばれる青森発上り急行「津軽」で一人の男が殺された。次々と姿を消す出稼ぎ労働者。そして夫を探しに上京した妻も。闇の手に翻弄される男たちを追う十津川警部。
東京・大阪を深夜走る「銀河」の乗客が次々に殺された。容疑者は十津川警部の大学の同級生。窮地に追い込まれた知人を救おうと、十津川は同じ列車に試乗する。(新保博久)
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