作品
奇妙な状況に投げ込まれた主人公たちは、いったいどう行動してそこを抜け出そうとするのか。ほの暗い小説世界に横溢するユーモア
シェイクスピア、ギリシャ悲劇の翻訳・演出に力を入れた著者のオリジナル戲曲を集大成。第一巻には、名作『キティ颱風』を収録
材木問屋の若旦那、栄次郎は、絵草紙の人気作家を志すあまり、馬鹿馬鹿しい騒ぎを起こして……歌舞伎にもなった直木賞受賞の傑作
5月に公開される佐藤江梨子主演の映画『斜陽』と、川上未映子が出演する秋公開の映画『パンドラの匣』の原作をあわせて収録
松たか子主演の映画『ヴィヨンの妻』原作と、今夏にクランクインする代表作『人間失格』を収録した太宰治の映画化作品セレクション
街が変わり、人が変わり、時代が変わる——変わらないものと失われたものを書き続けてきた著者が、〈昭和〉が遠ざかる足音を聞く
「世間を騒がせたあの大問題」から「腕でするSEX!?」まで。地上に生きるものたちすべての真実を、動物行動学が解き明かす!
若くして成功した画家・宇佐美の描いた肖像画が、切り裂かれたうえ硫酸をかけられた。犯人は「これは予行演習だ」と告げるが——
八幡神社を巡り、横死した老人の孤独な一生に心を痛める光彦は事件を追って全国を廻る。事件の背景にある「戦後」を描いた大河巨篇
06年に逝った著者、渾身のがん闘病記を収録する週刊文春「私の読書日記」と95年からの書評を集めた才気とユーモア溢れる1冊
過酷な経験ゆえ、男の真の姿を見抜く特殊な能力をもった女と、彼女の過去を知り、彼女を消すべく暗躍する者の攻防を描く連作小説
鉄鋼王の死を糸口にあばかれる、政財界を巻き込んだ巨額の不正。戦後に急成長を遂げた企業の内幕を描く壮大な社会派推理小説
カレーの海辺で出会った男が伽椰を奇妙なツアーへと導く。モーツァルトに魅せられた男達の死と美貌のピアニストを結ぶ過去の悲劇とは
末野重雄に直談判して資金を引き出し、日本触媒を一介の町工場から日本有数の石油化学会社に育てた八谷泰造を描く実名経済小説
多くの女性と逢瀬を重ねながらも、別れた妻のことが頭から去らない作家の「わたし」。滑らかな文体が生みだす繊細な官能の世界!
東京バレエ団主宰、佐々木忠次。彼の存在抜きに日本のバレエ界は語れない。ベジャールに「ザ・カブキ」「M」を創らせた男の半生
すべてを忘れて、私たちは幸せに近づいたのだろうか……。ファミリーレストランで、近所の公園で、人生の瞬間と現代を鋭く見すえる
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