作品
買出しの芋も包んだ「腰巻」、女性解放の第一歩「アッパッパ」、いつの間にか入ってきた「押売り」――消えた風物を描く傑作エッセイ
ドイツでハーフ三人娘を育てる著者の子育てユーモアエッセイ。「子育て」の視点からの「教育」「階級」など文化比較も楽しい
「灘のけんか祭り」の本拠地には豪快なる伝説の男が二人いた。彼らの波瀾と葛藤に満ちた人生が、執念の取材と描写で浮かびあがる
劇団『創』の看板女優・妙子と、銀行マンの家庭に育ち、大学の経済学部に通う若い恋人・孝……。芸術に翻弄される男女を描く連作集
企業買収で動向が注目される投資ファンドとのディールに、音楽会社の名前があがる。それは自分を捨てた父が働く会社だった……
熊にさそわれて散歩に出たり、女友達と裸エプロンにチャレンジしたり。日常からちょっぴり不思議な世界への扉をひらく傑作13篇
戦争の痕跡さえ残さぬバブル絶頂の日本に育った団塊ジュニアの女性が慰霊の旅に同行。記憶の底に生々しい戦争体験を次代に繋げる
浅草ほおずき市に吉祥寺のギャラリー、玉堂美術館と御岳山ケーブルカー……知られざるとっておきの東京を紹介。カラー写真満載
人間は死後どこへ行くのか。ノーベル物理学賞、生理学医学賞受賞者を含む一流の科学者たちが解明に立ち上がる。あなたの常識が揺らぎます
彼女の名はマドモアゼル鶴子、ウケない漫談師。最悪の舞台で皆が壊れていく時、鶴子は……。文學界新人賞受賞作「初子さん」併録
自分の目撃したもの、直感しか信じない主義の著者が書きとめる現代史のさまざまな事柄。「週刊文春」連載のクロニクル・エッセイ
プラモデル開発の苦闘に始まり、暗殺された朴大統領のこと、アイルトン・セナ、カルロス・ゴーンとの交流など、とっておきの秘話
60歳を前に、急に細かい記憶力がよくなった男を描く表題作ほか、幻想的な「海の中道」、映画より恐い「裏窓」など9つの短篇
新設大学でテニス部を創部しようとする椎名燎平と仲間たち。青春のひたむきさと悩み、淡い恋、宮本文学の代表作が新装版で登場
高校2年のけだるい夏休み、同級生の女の子が続けて死んだ…。開高健氏絶賛の、サントリーミステリー大賞読者賞受賞のデビュー作
東北松ヶ岡藩の城下町。歴代藩主の菩提寺にある竹林に暮す足軽の鬼悠市だが、一度藩命が下れば隠密の鬼と化す。シリーズ第三弾!
第一次大戦中のヨーロッパ。特殊な「感覚」を持つ者たちの、裏社会での暗闘、そして儚い恋。芸術選奨新人賞受賞作『天使』の姉妹篇
残酷な兵器でなく超能力で敵を無力化——そんな計画が60年代の米軍に実在した!? その計画の実像を追うノンフィクション。仰天必至
東京の閑静な住宅街で深夜に起きたトラック事故。その裏に隠された驚くべき人間模様とは? 「事故」「熱い空気」サスペンス味溢れる傑作二篇
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