作品
神話の時代から現代まで、文人や武士、思想家など、様々な日本人が残した最期の言葉から、二千年に及ぶ日本人の精神史を描破する
大化の改新より逆賊とされてきた飛鳥第一の豪族を、初めてメインに取り上げ、古代王朝のシステムとアジア情勢を見直す画期的研究
戦後民主主義の洗礼を浴び、運動をソーカツし、旅や消費に明け暮れた世代。これがマコトの団塊世代か? エピソード満載の世代論
賤視された遊女と役者の聖性は何に由来するのか。天に〈星〉あり、地に〈悪所〉あり。悪、遊、色から腑分けする「もう一つの日本」
戦中と占領下の苦難を知らずして、靖国参拝の是非を判断できるのか? 無知と偏向を排し、先人への敬意と明快な議論で靖国を語る
信太郎の目が見えない……。美濃屋に帰ってきた勘当息子の悲劇を救うべく、おぬいは引手茶屋を捨て、女中となる。感動の全五篇!
連続爆弾テロをしかけた「ローズダスト」のリーダー入江一功を追う防衛庁情報機関ダイスの丹原朋希。2人の間には深い因縁があった
紀宮様婚約会見、ホリエモン対フジTV、小泉劇場と呼ばれた総選挙、中国式ハリなど美しくなる努力も怠りなく2005年も過ぎていく
自分の内面を見せることがなかった古今亭志ん朝。弟子にしか見せなかった素顔を、よってたかって語り尽くした、ファン垂涎の一冊
「やってみなはれ」の精神でサントリーを一大洋酒メーカーに育て上げ、一方で文化振興に力を尽くした男の実像に元ブレーンが迫る
1968年から76年に発表された7篇を収める。「木曜島の夜会」を最後に作家は短篇創作から離れ、大長篇作家として記憶されるようになる
他人の日常って、ほんとうに奇妙なもの。ましてや鬼才ホムラヒロシともなれば。好評連載の単行本化。挿絵はフジモトマサルのひとこま漫画
英国公使オールコックの通訳として帰国した伝吉は紀州生まれの船乗りだった。知られざる漂流民の生涯を愛情豊かな文体で描く
日本人の漢字コンプレックスを鋭くついた表題作をはじめ、歌、音訓の問題、文人たちの逸話など、言葉をめぐる面白エッセイが満載!
吟味方筆頭与力の若き女房おこうと舅の左門。愉快なコンビが町を歩けば難事件も忽ち解決。推理の楽しみと江戸情緒あふれる捕物帖
女性に人気のシティリゾートホテルに「幽霊が出る」との噂が。私立探偵・鮎村美生は調査を開始。ところが、目撃者が殺されて——
平成14年10月に胃癌で亡くなって4年。ユニークな視点とエスプリに満ちた文章で、偽善やウソを批判し続けてきた最後のコラム集
小泉首相から道路公団民営化委員に抜擢された著者が見た、権力中枢の闘い、利権の秘密、裏切り。そして民営化実現までの全ドラマ
「貸室あり」。老女が一人住む木造二階家に、夫から逃れた女が部屋を借りた。そして、天井裏には天井男が——。超絶技巧のミステリ
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