作品
ベストセラー作家・成田の周りで事件が続発する。息子の事故死、妻の自殺、ファンの水死。「死の連鎖」の奥に何が隠されているのか?
太平洋戦争末期、日本本土へ爆撃にやって来るアメリカのB—29を迎撃した「雷電」。その開発の苦難と短くも栄光に満ちた記録
過って息子を死なせた宇野は一人ギリシャに渡る。そこで出会ったエフィーとの新しい恋。しかし、不気味な人々の影が二人に忍び寄る
負債を押しつけ逃げていた昔の同僚が、突然助けてくれと連絡してきた。奴は北海道の筋者に狙われていた。男の心情を描く傑作長篇
小津先生と行った御茶の水、クロサワが手の甲に置いた「蚊」、美智子妃からの一筆など、極上の思い出を端正な語り口で綴った一冊
子どもの数え歌の謎を探る表題作をはじめ、和製英語の初出をつきとめたり、大新聞の略字に文句をつけたりと、先生はフル回転です
世界貿易センター跡での遺体確認作業から白骨死体の復顔作業まで。全米トップクラスの死体のプロが相対した9つの事件。圧巻の実録
大きな反響を呼んだ盲導犬クイール。生後すぐから98年に亡くなるまでの記録に、新たな秘蔵写真も追加され、あの感動を再び
ピンクで人は若がえり、黒い服はシワを増やす。人の心理に働きかける色の謎を、科学的に解明した商品色彩学者の快適生活のススメ
村上春樹訳で贈る、20世紀最高の女流作家、アメリカ文学シーンの生きた伝説。「長距離ランナー」「父親との会話」等名品17篇収録
京橋家のモットーは「何ごともつつみかくさず」。でも本当はみんなが秘密を持っていて……普通の家族の光と影を描いた連作家族小説
唐の都長安。夜に輝く牡丹を生みだした利発な少年黄良が、狡猾な宦官相手に知略を巡らす狂騒の果ては? 第三回松本清張賞受賞作
今日も今日とて舞台に上がり、原稿書いたらネコを愛で、酒を飲んでは痔の痛みに耐える……鬼才・松尾の喧騒と可憐な反省の日々
陸軍省内で白昼堂々軍務局長を斬殺した「相沢事件」。新資料を駆使して軍閥暗闘の内幕を解明していく。他に「軍閥の暗闘」「相沢公判」
人生は<配役>の問題だ。殿様面の大部屋俳優と美貌の30女に王朝の衣装を着せ、<お月さん>が見た夢は……。快心のコンゲーム小説
天才的企画力と底知れぬエネルギーで人気作家として活躍した直木三十五の生涯とそのひとに迫る書き下ろし評伝決定版。口絵多数
ある時は恋愛小説風に、ある時はロード・ノベル風に、ある時は本格推理風に……様々なスタイルで語られる、死神の見た6つの人間模様
村上春樹とアメリカ文学の生きた伝説、御年83歳のグレイスおばあちゃんとのコラボレーション第2弾。世紀を越えて輝く傑作10篇収録
損料屋に身をやつし、与力の秋山や深川のいなせな仲間たちと力を合わせて、次々と難事件を解決する喜八郎。短篇連作5篇を収録
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