作品
あまりに危険なので小島に隔離された動物疫病研究所に勤務する科学者夫婦が殺された。細菌兵器が流出しNYを襲うおそれあり!
『不夜城』を書くまで、馳星周になるまで、暗中模索で書き続けた書評の数々。熱い批評の向こうに読書狂・馳星周の姿がみえてくる
歌麿の女房を殺害した下手人を追う同心・仙波の前に明らかとなる権力者の陰謀、そして歌麿の意外な正体とは? 著者渾身の時代ミステリー
中学生の珠子の前に突然現れた侠気あふれるおじいさんは、刑務所帰りの祖父だった。それから孫娘とグランパがくりひろげる大活劇
子供たちは露地で遊び、家には夕餉の支度に忙しい割烹着姿の母親がいた——。名文家二人のエッセイと写真で甦る、昭和のあのころ
引退した元女優を探すことを依頼された私立探偵が、彼女と無理心中を図った疑いをかけられて…。表題作他トラベルミステリー五篇
良き上司後藤田正晴は部下佐々淳行をいかに叱咤し、鍛え、凶悪重大犯罪と闘い、危機を克服したか。波瀾万丈の戦後「危機管理」外史
政治、経済の混迷から、学級崩壊まで。著者の驚異的な好奇心がとらえた世紀末日本の諸相。「週刊文春」好評連載コラムほかを収録
有能であるが故に大番屋の元締に左遷された鏡三郎が持ち込まれる事件を次々と解決。江戸に暮らす人々の生活を情感豊かに描きだす
改造バイクで暴走するジョーは、麻薬漬けの知人を救出するため狂信者集団に潜入する。性と麻薬と宗教を描いた長篇ハードボイルド
四十代半ばでガンを宣告され、左の眼球を摘出した著者が、家族や友人の大切さや生きることの意味を見つめ直した、感動のエッセイ
七万の政府軍に包囲され、西郷と薩軍幹部はそれぞれの生を閉じた。翌年、大久保もまた——新生日本の激動期を描く全十冊、完結
わずか17歳でバルセロナ五輪に出場した直後、ダンプカーに踏み潰される大事故に遭遇。瀕死の重傷を負った女性の壮絶な闘いの記録
世紀末から新世紀へ、ニッポンの<今>に爪を立てる問題作14篇。「秘密」「素数」「愛と結婚の幻想」…21世紀もタカハシは走ります
不安と虚無に晒された都会に住む男女に訪れる一瞬の情動や官能そして破滅。大胆なイマジネーションと濃密な筆致で紡ぐ七つの物語
子供に恵まれず追い詰められた夫婦は産院に忍びこみ新生児を奪って逃げるが、看護婦に見咎められる。女達の暗い情念を描いた傑作
青少年育成から日ソ交渉、沖縄返還などに尽力してきた著者が、師友とあおぐ人々との出会いやエピソード、終焉を心をこめて綴る
あなたの願いは四千個のリストの中に幾つあるのか。全米ベストセラーを向井千秋・万起男が翻訳。夫婦で作った独自のリストも収録
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