電子書籍

ドナルド・キーンのオペラへようこそ!

われらが人生の歓び

価格:※各書店サイトで確認してください
発売日2019年04月11日
ジャンルノンフィクション

『源氏物語』よりもオペラが大事!?

「キーンさんの言う通り、オペラにのめりこむと面白くてしょうがなくなっちゃう。魔法ですね」――小澤征爾(指揮者)

「そこにはかつてキーンさんが本誌のほか「音楽の友」や「音楽芸術」などに寄稿した
文章のいくつかが、新たな形で再録されている。読み返してみると少しも古びていない
。論じられている歌手たちの多くは、カラスを筆頭に、二十世紀半ばに活躍したアーテ
ィストたちであるが、今日では及びもつかないそうした超一流スターたちの姿が生き生
きと甦ってくる。みずからが味わった感動をできるだけ多くの人たちに分けあいたいと
いう、キーンさんの熱い思いがひしひしと伝わってくる文章には、むしろ新鮮な印象さ
え受ける」――中矢一義(音楽評論家)

*

キーンさんが初めてオペラを観たのは15歳のとき。友達と連れ立って野外劇場で《カルメン》を観たキーンさんは、それまで上流社交界のものだと思っていたオペラが、ほかの舞台芸術にくらべてこんなに感動的だったのかと驚き、夢中になります。

15歳から96歳まで、長きにわたり、日本とオペラをこよなく愛したキーンさん。東劇のMETライブビューイングでは、上映前に一般のお客さんに向けて上演予定のオペラ作品の解説をなさることもしばしばでしたし、かつて雑誌『レコード芸術』などの常連筆者でもありました。日本文学研究の第一人者というだけでなく、熱狂的なオペラファンというもう一つの顔があったのです。オペラがかかると、嬉しくなって踊りだすキーンさんはまるで少年のようで、目がキラキラ輝いていました。


いまのオペラは外国語がわからなくても字幕が出ますし、生でオペラを観なくても、映画館でオペラを楽しめる時代になりました。オンラインでも楽しむことが可能です。オペラは手の届かない高尚な芸術ではなく、もっと気軽に楽しめる芸術なのです。

戦時下、ナチスがヨーロッパを支配しているときに見た『フィデリオ』の思い出、マリア・カラスの声を生で聴いたときの驚き、三島さんと語りあったオペラのこと、光源氏とドン・ジョヴァンニの比較論……。

日本と芸術をこよなく愛した、D・キーンさんからの最後の贈り物です!

担当編集者より

キーンさんのオペラ愛が全篇にみなぎった一冊です。オペラの初心者から愛好家まで、またキーンさんのファンはもちろんのこと、芸術を愛するすべての方に楽しんでいただけると嬉しいです。

著者

感想を送る

本書をお読みになったご意見・ご感想をお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社ウェブサイト、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただく場合がございます。

※いただいた内容へのご返信は致しかねますのでご了承ください。
※ご意見・ご感想以外は、こちらから各部門にお送りください。

メディア関係者・図書館の皆様

表紙画像のダウンロード 書籍紹介リリースのダウンロード

ご希望のデータがダウンロードできない場合や、著者インタビューのご依頼、その他の本の紹介に関するお問合せは、直接プロモーション部へご連絡ください。

雑誌・書籍の内容に関するご意見、書籍・記事・写真等の転載、朗読、二次利用などに関するお問合せ、その他については「文藝春秋へのお問合せ」をご覧ください。

購入する

※外部サイトに飛びます

閉じる
ネット書店で購入
電子書籍

ドナルド・キーンのオペラへようこそ!

われらが人生の歓び

価格:※各書店サイトで確認してください
発売日2019年04月11日
ジャンルノンフィクション
ネット書店で購入

Rankingランキング

全て見る

Eventイベント

最新イベント

一覧を見る
【3/30(土)】麻布競馬場×メン獄トークショー「令和の会社員人生を駆け抜けろ!」@青山ブックセンター
【3/30(土)】麻布競馬場×メン獄トークショー「令和の会社員人生を駆け抜けろ!」@青山ブックセンター
2/24(土)、25(日)、28(水)霜鳥まき子さん『似合う服だけ着ていたい』発売記念イベント開催のお知らせ
2/24(土)、25(日)、28(水)霜鳥まき子さん『似合う服だけ着ていたい』発売記念イベント開催のお知らせ
【先着100名】新刊『望月の烏』刊行記念! 阿部智里さんサイン会を紀伊國屋書店横浜店で開催
【先着100名】新刊『望月の烏』刊行記念! 阿部智里さんサイン会を紀伊國屋書店横浜店で開催
米国を代表する作家、スティーヴン・キングの特設サイト 文藝春秋デザイン部2025年新卒採用 阿部智里「八咫烏シリーズ」特設サイト 文春文庫 50周年×「陰陽師0」「文春文庫 50th 時を超える名作フェア」 全国主要書店にて開催中! 佐伯泰英特設サイト 文春文庫は50年を迎えました! 特設サイト