持統天皇、北条政子、日野富子、淀殿……もしこの人がいなかったら歴史はどうなっていただろう?と思われる「こじらせ女子」大集合!
「悪女」「猛女」と言われたスゴイ女たちの実像に迫り、そのドラマティックな人生を解説。
高校の国語教師としての視点を入れ、和歌を読み解きながら、定説を覆す”ぶっちゃけ史観”もバシバシと!
嫉妬深すぎて夫婦関係をこじらせた后--磐之媛/同母兄と心中——軽大娘/バツグンの政治感覚を持った初の民間后——光明皇后/まるで孫悟空のような強い女帝——孝謙天皇/日本版「張禧嬪」(チャン・ヒビン)——藤原薬子/紀貫之も”萌え”た永遠のアイドルーー小野小町/平安時代の大恋愛スキャンダルーー伊勢斎宮恬子内親王/道長王国から追い出された姉妹—藤原元子・延子/若かりし頃の恋愛はこじらせOK——紫式部の娘・賢子/マイ・フェア・レディ&源氏物語を地を行く姫——待賢門院璋子/権力者の「昔の女」——丹後内侍/映画「ゴッドファーザー」のマイケルのようなゴッドマザーーー北条政子/悪女説は濡れ衣なのか―—日野富子/豊臣家をこじらせて―—淀殿/町娘のシンデレラストーリーーー桂昌院/恋がリアル「炎上」——八百屋お七/大奥でキャリこじらせ物語——絵島/許婚が次々と亡くなっていく縁起の悪い姫君——竹姫/血筋のよい武家に生まれた幕末プリンセス—茂姫・溶姫
<担当編集者から一言>
藤原薬子の項に、
「私の想像を支えているのは、あの春の夕暮れのどこか怖い記憶なのかもしれません」
古の時代、帝にその存在を忘れ去られて池に身を投げて死んだ采女の話を踏まえて書かれた一文です。
このエピソードから、歴史のなかで埋もれていくひとつひとつに向き合うことによって、現在とは世の中の仕組みもものの考え方も違う、歴史の中に生きた人たちを通して、いまを生きる女性の立場も改めて考えさせられるのです。本作で読み解かれていく「こじらせ女子」の人生に、篠さんの作家としての洞察力、歴史観があふれています。まるで心の中にふわっと、寺院の奥で1本のろうそくが灯るようなエピソードがぎゅっと詰まった作品です。
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