作品紹介

第一線監督の実践的制作術

『なぜ君は総理大臣になれないのか』『香川1区』……話題作の舞台裏をすべて明かす。ドキュメンタリーを愛するすべての人たち必読!

担当編集者より
近年、ドキュメンタリーが活況を呈しています。『人生フルーツ』『ぼけますから、よろしくお願いします。』といった題名を耳にされた方もいるのではないでしょうか。対象になる題材も、有名人の生き方に迫る(『瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと』)、地方政界の実態に迫る(『はりぼて』『裸のムラ』)、入管問題(『牛久』『東京クルド』)など多岐にわたります。そのムーブメントの中心にいるのが、大島新監督です。ちなみに故・大島渚監督の次男でもあります。立憲民主党の小川淳也議員を追った『なぜ君は総理大臣になれないのか』『香川1区』で、ドキュメンタリーとしては破格のヒットを記録、複数の映画賞を受賞しました。その大島監督が、自らの25年以上の歩みをふりかえりながら、ドキュメンタリー制作の実際を明かすのが本書です。フジテレビで『NONFIX』『ザ・ノンフィクション』といった番組でディレクターを務めた後に独立、やがて制作会社を設立、映画に主戦場を移していくまでの、セルフ・ドキュメンタリーでもあります。また、是枝裕和、森達也、原一男というドキュメンタリーの先人たちについて論じた「特別篇」も読みどころです。
目次
第1章 ドキュメンタリー制作の実際
ドキュメンタリーの定義
多様な現場の取材体制
「良い映像」と「強い映像」
編集作業の実際
ナレーションは文字ではなく音
第2章 フジテレビにて
震災とオウムに揺れた1995年に入社する
テレビって、なんだろう?
なぜフジテレビを辞めたのか
第3章 フリーランスのディレクターから、会社設立
なんでもやりますから、使ってください
「なんか伝わってこうへんな」
右手に花束、左手にナイフ
NHKの仕事で片頭痛
第4章 映画に挑む
唐十郎との出会い
映画配給の壁
ネツゲン始動
『園子温という生きもの』でまた失敗
カレーとラーメン、映画をプロデュース
『ぼけますから』で大逆転
第5章 『なぜ君は総理大臣になれないのか』と『香川1区』
「ある政治家の挫折」
ラストシーン
劇場に売り込む
森達也監督「ラストが違う」
『香川1区』始動
映画が現実に介入することは許されるのか
特別篇 先人たち
是枝裕和――原点はドキュメンタリー
森達也―― 同調圧力との闘い
原一男――「劇映画のように」撮る手法

著者

大島 新

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