閑雲野鶴、晴📸雨読、計算機自然。メディアアーティスト、研究者、経営者……いくつもの顔をもつデジタル時代の旗手・落合陽一さんが、愛用のライカM11を手に、日本と世界の風景から、ヌードに至るまで、さまざまな瞬間を切り取った写真と、デジタルと自然のあいだで展開する思考を記録した散文をあわせた豪華本。表紙を飾るのは愛猫のトラ彦。近未来的なデジタルのイメージと、アナログな手触りが共存する不思議な世界が展開される。コロナ禍の日々の貴重な記録でもある。
1 香港の街角から
2 フランスから白神へ ルーブルの天井とブナの倒木
3 寂びた風景の中に霊性を探して
4 合わせ鏡に零れ落ちる情念を探して
5 注連縄・紙垂・LEDと交流電燈
6 侘び寂びた窓の形
7 デジタルネイチャーとデジタルバナキュラー
8 ウィズコロナ・ポストコロナの風景の中で
9 2019年の延長でない2020年へ
10 植物の生育を眺めながら身体性を回復する
11 未知への追憶
12 夏休みの記憶と風景
13 民藝のある風景
14 子どもとの距離感
15 華厳と自然
16 サンタと庭
17 野良猫の気持ちで街を歩く
18 ループする季節と雪融けする心 1
19 醍醐寺で桜を見ている
20 境界線に見える風景、生と死、空と大地の間に
21 裸のある風景:裸性と身体性を探しながら
22 紫煙への憧憬
23 靴擦れの夏と醸化するピクセル
24 僕とライカ
あとがき
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