日本資本主義を生んだ栄一、それを引継いだ敬三、その狭間で廃嫡の憂き目にあった篤二。大宅賞作家が新資料を得て三代の謎を解く
日本に資本主義を産み落とした栄一、それを育んだ敬三、その狭間で廃嫡の憂き目にあった篤二。勤勉と遊蕩の血が流れる渋沢家の人間模様を辿ることは、まさに「忘れられた日本人」の掘り起こし作業に他なりません。東電OL殺人事件の裁判傍聴など、超多忙スケジュールの間隙を縫っての書き下し。『旅する巨人 宮本常一と渋沢敬三』で大宅賞に輝いた著者渾身の力作をお届けします。(UT)
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