電子書籍

植物はなぜ薬を作るのか 斉藤和季

価格:※各書店サイトで確認してください
発売日2017年02月24日
ジャンルノンフィクション
コード1666111900000000000A
ネット書店で購入
『植物はなぜ薬を作るのか』(斉藤和季)
電子書籍

植物はなぜ薬を作るのか 斉藤和季

価格:※各書店サイトで確認してください
発売日2017年02月24日
ジャンルノンフィクション
コード1666111900000000000A

それは、植物の生き残り戦略だった

ゲノム科学の進展で、今、薬用植物の世界が熱い!
ポリフェノール、カテキン、フラボノイドなど、今や日常用語として使われている植物由来の成分です。モルヒネやキニーネ、ヤナギの成分から作ったアスピリン、生薬を用いる漢方薬など、人間は古代から植物の作る薬を使ってきました。しかし、つい最近まで、なぜ、どのように植物が薬を作るのかは解明されていなかったのです。
その根源的なメカニズムがわかってきたのは、2000年代に入って植物のゲノム配列が決定されてからのこと。「動かない」選択をした植物が「生き残り」戦略として、動物などの捕食者から身を守るため、いかに巧妙なシステムで「毒」のある成分を作るのか。しかも、その「毒」から自らを守るためにどのような方法を採っているのか。その「毒」には抗がん薬の元となる成分も含まれます。
そうした巧緻なしくみが、ゲノム科学の発展により遺伝子レベルで突き止められるようになってきました。中国からの輸入が困難になりつつあるカンゾウ(甘草)の成分も人工的に作ることが可能になるなど、最先端のバイオテクノロジーにも触れつつ、驚くべき植物の戦略を明らかにします。

目次

ケシを原料とする鎮痛薬モルヒネ
解熱鎮痛薬アスピリンはヤナギの成分から
お茶やコーヒーに含まれるカフェイン
天然甘味料となるグリチルリチンを含む甘草
植物からの万能薬--ポリフェノール
乾燥と紫外線を防ぐフラボノイドとアントシアニン
ニチニチソウが作る抗がん薬ビンカアルカロイド
タイヘイヨウイチイから発見された抗がん薬
パクリタキセル(タキソール)

担当編集者より

植物にも化学式にも縁の無かった自分が、知れば知るほど奥深い、植物の中で繰り広げなれているドラマには驚嘆しました。著者の斉藤和季氏は、植物メタボロミクスの第一人者。「メタボロミクスって何?」 と思われる方も、ぜひこの本を開いてみてください。

著者

斉藤 和季

感想を送る

本書をお読みになったご意見・ご感想をお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社ウェブサイト、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただく場合がございます。

※いただいた内容へのご返信は致しかねますのでご了承ください。
※ご意見・ご感想以外は、こちらから各部門にお送りください。

メディア関係者・図書館の皆様

表紙画像のダウンロード

ご希望のデータがダウンロードできない場合や、著者インタビューのご依頼、その他の本の紹介に関するお問合せは、直接プロモーション部へご連絡ください。

雑誌・書籍の内容に関するご意見、書籍・記事・写真等の転載、朗読、二次利用などに関するお問合せ、その他については「文藝春秋へのお問合せ」をご覧ください。

購入する

※外部サイトに飛びます

閉じる
ネット書店で購入

Rankingランキング

全て見る

Eventイベント

最新イベント

一覧を見る
【金沢&富山W地元開催】新刊『銀嶺のかなた』刊行記念 安部龍太郎さんサイン会が小説の舞台となった加賀前田藩お膝元で開催!
【金沢&富山W地元開催】新刊『銀嶺のかなた』刊行記念 安部龍太郎さんサイン会が小説の舞台となった加賀前田藩お膝元で開催!
11/22(金)19:00~イベント開催! 中山祐次郎×秋谷りんこ トークイベント「お仕事小説を書こう!」
11/22(金)19:00~イベント開催! 中山祐次郎×秋谷りんこ トークイベント「お仕事小説を書こう!」
長嶋有×宮内悠介トークライブ「僕たちの原点を探して」開催
長嶋有×宮内悠介トークライブ「僕たちの原点を探して」開催
米国を代表する作家、スティーヴン・キングの特設サイト 阿部智里「八咫烏シリーズ」特設サイト 2024 文春文庫 秋100ベストセレクション 吉永南央「紅雲町珈琲屋こよみシリーズ」特設サイト 文藝春秋 コミック編集者募集 佐伯泰英特設サイト