電子書籍

性と欲望の中国 安田峰俊

価格:※各書店サイトで確認してください
発売日2019年05月20日
ジャンルノンフィクション
コード1666121700000000000W
ネット書店で購入
『性と欲望の中国』(安田峰俊)
電子書籍

性と欲望の中国 安田峰俊

価格:※各書店サイトで確認してください
発売日2019年05月20日
ジャンルノンフィクション
コード1666121700000000000W

セックスも高度成長!

驚きの現地ルポ!
爆買いから「爆セックス」へ
14億人民の爛熟(らんじゅく)と頽廃(たいはい)

かつて中華人民共和国は「セックス不毛地帯」であった。共産党は売春を撲滅。性愛そのものが「ブルジョア的」とされ、恋愛小説さえ発禁だった。男女共用ニーハオトイレもあたりまえ。女性でも平気で道に痰を吐き、脇毛も剃らずに晒していた。
ところが今、高度経済成長とともに、セックス文化が爆発的に花開いている。
微信(WeChat)などSNSを利用した売春や不倫が横行し、エロ系オタク文化やAV発のサブカルチャーも大流行。AIやロボット開発に携わる若き理工系の頭脳が、精巧なラブドール(ダッチワイフ)開発にしのぎを削る。日本に押し寄せる中国人観光客向けに、ソープランド巡りなどを目的とした「日本買春ツアー」さえ売り出されている。
百花繚乱の中国の性事情には、「いびつな人口動態」「拝金主義」、そして「権力闘争」が影を落としている。
一人っ子政策によって男女比が均衡せず、「結婚できない男性」が3000万人を超える。そのため、一部の性産業にとって中国市場は「ブルーオーシャン」なのだ。
また、工業地帯の周辺には、性産業で手っ取り早くカネを稼ごうと若い女性達が大量に流入し、風俗産業が乱立する「性都」がいくつも生まれた。
一方で、いきなり当局の手入れが入って壊滅したり、有力者の不貞行為が突然暴露されて失脚することも多い。これらの背景には中国共産党内部の権力闘争が密接に絡んでいる。
LGBTへの迫害や生きづらさ、共産党による監視の不気味さなど、深いテーマにも鋭く斬り込む。
まさに「性事」から「政治」を読み解いた作品である。

著者

安田 峰俊

ルポライター。立命館大学人文科学研究所客員協力研究員。1982年滋賀県生まれ。広島大学大学院文学研究科博士前期課程修了(専門は中国近現代史)。2018年刊行の『八九六四「天安門事件」は再び起きるか』(KADOKAWA)が第5回城山三郎賞、第50回大宅壮一ノンフィクション賞をダブル受賞。他に『さいはての中国』(小学館新書)、『現代中国の秘密結社』(中公新書ラクレ)、『「低度」外国人材』(KADOKAWA)、『中国vs.世界』(PHP新書)など著書多数。

感想を送る

本書をお読みになったご意見・ご感想をお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社ウェブサイト、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただく場合がございます。

※いただいた内容へのご返信は致しかねますのでご了承ください。
※ご意見・ご感想以外は、こちらから各部門にお送りください。

メディア関係者・図書館の皆様

表紙画像のダウンロード

ご希望のデータがダウンロードできない場合や、著者インタビューのご依頼、その他の本の紹介に関するお問合せは、直接プロモーション部へご連絡ください。

雑誌・書籍の内容に関するご意見、書籍・記事・写真等の転載、朗読、二次利用などに関するお問合せ、その他については「文藝春秋へのお問合せ」をご覧ください。

購入する

※外部サイトに飛びます

閉じる
ネット書店で購入
米国を代表する作家、スティーヴン・キングの特設サイト 阿部智里「八咫烏シリーズ」特設サイト 吉永南央「紅雲町珈琲屋こよみシリーズ」特設サイト 2024 文春文庫 秋100ベストセレクション 文春文庫は50年を迎えました! 特設サイト 佐伯泰英特設サイト