いま百寿者がいちばん多いのは沖縄ではない。京都府の北端、日本海の接する京丹後市が「百寿者の町」として注目されている。
なにしろ百寿者の10万人当たりの割合は、全国平均で63・76人なのだが、当市は202・51人と、約3・3倍の数を誇る。
そこで、どうして、この町に長寿者が多いのかという研究が、町をあげて始まったのである。
本書は、百寿者たちが明かす「長寿の秘訣」の多数の肉声を紹介するものである。それを3つの観点からまとめてみた。
(1)百寿者たちの運動と習慣
(2)百寿者たちの生きがいと心
(3)百寿者たちが実践する食生活の
やはり、何を食べれば長生きする身体になるのかがポイントであろう。
本書では、「百寿人生のレシピ」の題して、百寿者がこの土地で食べてきた食材・献立とそのレシピを詳細に紹介する。
それに学べば、あなたの百寿者の仲間入りは間違いない!
【はじめに】百寿者が日本一多い町 京丹後市
【第一章】日本最高齢者に学ぶ長寿の秘訣
【第二章】百寿者たちの運動と習慣に学ぶ
運動・習慣のついての講評 髙木 智久(京都府立医科大学消化器内科准教授)
【第三章】百寿者たちの生きがいと心に学ぶ
生きがいと心についての講評 冨澤 公子(立命館大学産業社会学部非常勤講師)
【第四章】百寿者たちが実践する食生活の秘訣
食生活についての講評 前田佳予子(武庫川女子大学教授)
【第五章】「京丹後市」百寿者の食生活
【第六章】「京丹後市」百寿人生のレシピ
「コラム1」京都府丹後地域には、なぜ長寿者が多いのか
的場聖明(京都府立医科大学大学院 医学研究科循環器内科学)
「コラム2」腸内フローラと健康長寿
内藤裕二(京都府立医科大学大学院医学研究科生体免疫栄養学講座教授)
「コラム3」食と腸内細菌、そして規則正しい生活
高木智久(京都府立医科大学大学院医学研究科 医療フロンティア展開学・消化器内科学教室)
「人生百年時代」と言われますが、実際に100歳まで生きる人はそう多くはありません。そうした中、京都府の丹後地方は100歳以上の「百寿者」が他地域と比べて非常に多いことで知られています。
なかでも京丹後市では、人口10万人あたりの百寿者人口が200人を超え、全国平均の3倍強にも達するのです。男性長寿のギネス世界記録保持者、木村次郎右衛門さん(116歳、2013年没)も生涯のほとんどを京丹後市で過ごしています。
では、京丹後市は他地域と何がどう違うのでしょう? 『奇跡の100歳長寿者地域「京丹後市」の秘密』は、その謎を解明した作品です。同地域の健康長寿の秘密を、担当編集が明かします。(聞き手:西本幸恒・文春新書編集長)
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