戒厳令、弾劾、逮捕……
暴走する大統領か、反日左派か?
韓国社会の闇に朝日新聞元ソウル支局長が迫る!
はじめに
第1章 非常戒厳、何が起きたのか
早口でまくし立てた尹大統領
与党代表は顔面蒼白で国会議事堂へ
わずか6時間で終わった
尹錫悦とは何者か
当惑させた「検察愛」
側近たちと「深夜酒」
妻の金建希は「顔も経歴もすべて真実がない女」
「尹夫妻の間に愛情は存在するのか」
ついに支持しない理由のトップに
妻の一喝で酒宴が終了
救いを求めた先は妻と酒とユーチューブ
スマホを全面的に愛用
「反国家勢力」という言葉を使い始めた
エコーチェンバー現象
最高飲酒記録は26 杯
「春ごろから戒厳令を考えていた」
朴槿恵やトランプとの違い
尹と韓国の運命
第2章 権力者の軍隊から国民の軍隊へ
実弾を装填しなかった戒厳軍
「ソウルの春」とは何が違うのか
旧日本軍から引き継いだDNA
「救国」から「利権」へ
韓国軍絶対主義を揺るがす大事件
軍を悩ませる「パワハラ」と「少子高齢化」
軍人の質が低下する背景
戒厳を助けた同窓生たち
防諜司令部は「大統領にとっての守護神」
「戒厳令が近くあるから、備えろ」と伝えた軍OB
無惨な姿をさらした特殊部隊
これで北朝鮮に勝てるのか
第3章 歴代大統領の栄光と末路
朴正熙、権力を競わせた挙句に暗殺された権力者
陸軍同期だった全斗煥と盧泰愚
死刑宣告を受けた体験を活かした金大中
パボ(ばか)と呼ばれた民主派、盧武鉉
保守を衰退させた李明博と朴槿恵
書店を開業して政治発信する文在寅
「朝鮮王朝時代からの伝統」
■韓国歴代大統領の特徴と末路
第4章 韓国の民主主義は本物か
若い女性が主力
「弾劾は朝鮮半島のDNA」
民主主義を演出する専門業者
BTSは奪い合いに
保守政党はなぜ脱皮できないのか
宗教にすがる市民たち
「戒厳令が韓国を救った」と絶叫した牧師
年収の10分の1を献金
尹大統領が期待した釜山万博という夢
「イベント政治」が生んだ悲劇
「国格」と「映えの文化」
長幼の序が崩れ、お年寄りが生きづらい国に
「貧困老人」が増えている
犬食禁止と忖度
「医療大乱」
建国以来積み重ねてきた宿痾
女子大の共学化への反発
ジェンダー対立を煽る政治家たち
激烈な学歴社会の弊害
「父親の無関心、母親の情報力、祖父母の財力」
「くそ親父」を意味する最凶ワード
文在寅や尹錫悦は「コンデ」か
韓江氏と過激な保守系市民
占い師との「不適切な関係」
第5章 北朝鮮と周辺国 韓国はこれからどうするのか
北朝鮮にとっては「追い風」
金正恩がロシアへ派兵した狙いとは
非常戒厳は
「同盟国に対する裏切り」
トランプ政権との化学反応
台湾有事に集中したい
米国の思惑
米国ファーストで「核ドミノ現象」の恐れも
「表情管理」する中国
対中戦略で韓国が抱く焦り
なぜ米国は日米韓の枠組みを重視するのか
尹政権は中国へ気を遣っていた
良好だった日韓関係は……
佐渡の金山追悼式で見せた不満
次期大統領候補の〝疑惑〟
過激な反日主義を掲げる人も
おわりに
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