昭和19年、フィリピン海域で飛行艇2機が遭難。連合艦隊司令長官機は行方不明、参謀長機は敵の手に。参謀長の機密書類の行方は?
昭和19年3月、パラオ島からフィリピンに向かった2機の大型飛行艇が、荒天のため洋上に墜落した。機内には古賀連合艦隊司令長官と福留参謀長が分乗していた。参謀長以下9名は一命をとりとめたが敵ゲリラの捕虜に。そして参謀長の所持する最重要機密書類の行方は……。戦史の大きな謎に挑戦する極上の記録文学。解説・森史朗
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