作品
太平洋戦争では、様々な極限のドラマが生まれた。その中から、山本五十六の戦死にからむ秘話などを証言者を得て追究した戦争の真実。
昭和19年、巡洋艦「阿武隈」の機関兵はなぜ小樽郊外の山で死んでいたのか? 謎を秘めた人の生の奇妙な一面を掬い上げた七短篇。
昭和19年、巡洋艦「阿武隈」の帰還兵はなぜ小樽郊外の山で死んでいたのか? 謎を秘めた人の生の奇妙な一面を掬い上げた七短篇。
日本に憧れ、ボートで利尻島に上陸した一人のアメリカ人の体験を通して、開国に向けての意外な史実が描かれた、傑作歴史長篇小説
軍用飛行機をバラせ……戦時下の緊迫した海軍航空隊で、若き整備兵が背負った過酷な運命とは? 初期の力作長篇が待望の再登場
ライト兄弟が世界最初の飛行機を飛ばす何年も前に、独自の構想で航空機を考案した奇才・二宮忠八の波乱の生涯を描いた傑作長篇
歴史に材を得て人間の生を見すえた力作。「三色旗」「コロリ」「動く牙」「洋船建造」収録。(曾根博義)
明治二年三月、宮古湾に碇泊する新政府軍の艦隊を、旧幕府軍の軍艦「回天」が襲う――歴史に秘められた事実を掘り起こした傑作長篇。
「郷土を渡すな。全員死ぬのだ」陸軍二等兵として祖国の防衛戦に参加した比嘉真一。その体験を通し沖縄戦の凄まじい実相を描く長篇。
第二次大戦中、杜絶した日独両国の連絡路を求め数回にわたって大西洋に潜入した日本潜水艦の苦闘を描く。文藝春秋読者賞を受賞
沈没した[イ33号]。引揚げ作業中の艦内から、生けるが如き十三の遺体が発見された。証言を基にした衝撃の戦史小説。
戦前の東京・日暮里界隈で育った吉村昭が、その思い出を鮮やかに綴った名エッセイ。食べ物、遊びから戦災まで、下町の暮しが甦る。
パリで神聖なる医学の精神を学んだ医師・高松凌雲は、帰国後、旧幕臣として箱館戦争に参加する。近代医療の父を描いた幕末歴史長篇。
大正七年着工、予想外の障害に阻まれて完成まで十六年を要し、世紀の難工事といわれた丹那トンネル。人間と土の熱く長い闘いを描く。
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