越の范蠡、秦の商鞅、燕の楽毅、楚の屈原など、中国四千年の歴史の中で、本当に自由な発想が許された戦国時代の名臣たちの生涯
血気にはやる越王句践(こうせん)を終始助け、最後には呉を滅ぼしつつも、ついに越には帰らなかった范蠡(はんれい)、祖国を失い、燕の昭王のもとで秦・韓・魏・趙との連合を組織して大国の斉を破った楽毅(がっき)、趙で人質だった異人を秦の荘襄(そうじょう)王にまで育て、秦を繁栄させた呂不韋。合従連衡・権謀術数が渦巻く戦国の世で、自由な発想に命をかけた十六人。
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