良は完璧な庇護者を手に入れた。財閥の御曹司で、見目麗しい売れっ子作曲家・結城修二である。良の驕慢な態度はますますエスカレートする。良をめぐる滝と結城の対立も緊張を増してきた。良を失いたくないあせりから、滝はいろいろな手を使うが失敗。結城に決定打を与えられないまま、滝の敗北が濃厚となっていく。滝もまた良の魔力に魅入られ、破滅させられる人間のひとりにすぎないのだ。良の愛を永遠に失ったと実感した滝はますます孤独を深め、絶望してゆく。
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