西国のとある小藩に国替えの噂が。かつて交誼のあった家老と下級武士、2人の運命が再び交わることに。第14回松本清張賞受賞作
寛政期、西国の小藩である月ヶ瀬藩の郡方・日下部(くさかべ)源五と、名家老と謳われ、幕閣にまで名声が届いている松浦将監(しょうげん)。幼なじみで、同じ剣術道場に通っていた2人は、ある出来事を境に、進む道が分かれ、絶縁状態となっていた。2人の路が再び交差する時、運命が激しく動き出す。第14回松本清張賞受賞作。解説・島内景二
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