電子書籍

第32回(1981年)読売文学賞 随筆・紀行賞

花の百名山

価格:※各書店サイトで確認してください
発売日2017年06月08日
ジャンル随筆・エッセイ

花への愛おしさに溢れる名エッセイ。読売文学賞受賞作

作品紹介

春の御前山で思いがけず出会った、薄紅に咲きさかるカタクリの大群落。
あまりの小ささに草地に身を伏せて、ようやく所在を確かめた早池峰のチシマコザクラ。
レブンソウとの新しい出会いに、自分の命がその花に添って伸びひろがってゆくのを感じる――

山と花をこよなく愛し、日本中の山々を踏破した著者が、その豊富な山行の中から、四季折々の山と花の結びつきを100選び、歴史や自身の思い出とともに綴った珠玉のエッセイ。第32回読売文学賞〈随筆・紀行賞〉受賞作。

1980年に刊行以来、多くの山好き・花好きの間で読み継がれてきたロングセラー。NHK衛星第2TVで放映された「NHK 花の百名山」、山と溪谷社刊行「花の百名山 登山ガイド」などを生み出すことになった、元祖である。

「あれらの山々にはどんな木が茂り、どんな水が流れ、どんな花々が咲いているのか」という思いで、生涯山に登り、花を愛しつづけた著者のひたむきさ、純粋さ、喜びが、文章の端々から伝わってくる名作が、活字を大きくして待望の復刊。

表紙画・熊谷守一 「松虫草」(1961年)

解説・平尾隆弘(初代担当者・神戸外国語大学客員教授)

担当編集者より

電子書籍版は刊行されていましたが、紙の本としては長らく手に入らない状態だった名エッセイ「花の百名山」。活字を大きくして新装版になりました。
「私は葉にぼってりとした厚みのあるフユノハナワラビが好きだ」「空の青さが、群がり咲くキンコウカの花の黄に染まって、緑めいて見える」――花が好きで好きでたまらない田中澄江さんの弾む声が紙面から聞こえてくるようです。
初版刊行から37年、改めてこの名作を一人でも多くの方に読んでいただきたいです。

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