発売後たちまち重版!
期待の文庫オリジナル新シリーズ「江戸彩り見立て帖」第2弾。
貧乏長屋に暮らすお彩。父は腕のいい摺師だったが、火事で視力を失い、許婚も彼女のもとを去り、独り身で父の面倒を見ながら暮らしている。
彼女には天性の鋭い色彩感覚があり、ひょんなことからお彩のその才能を知った謎の京男・右近に色にまつわる無理難題を持ち込まれることとなる。
右近の正体は、呉服屋を営む塚田屋の妾腹の三男坊。強引な右近に押し切られ、呉服の色見立てを始めたお彩のもとには、今日も様々な相談事が舞い込んでくる。
しかし、弟を目の敵にしている塚田屋の主人は、お彩が新しい流行り色をつくりだせなかったら、右近を江戸から追い出すと告げる──。
江戸の色彩感覚の豊かさや奥深さに驚かされ、文化や芸能と密接につながる色の名前の数々は眺めているだけでも飽きません。
色のことになると寝食忘れるお彩と、煮ても焼いても食えない京男の右近、凸凹コンビの二人のやり取りがたまりません。
右近の知られざる生い立ちや素顔も明らかになり……ちょっと切ない気持ちにもなります。
累計35万部「居酒屋ぜんや」シリーズの坂井希久子さんが、「もしも、江戸にカラーコーディネーターがいたら……?という発想で始動した新シリーズ、第2巻も絶好調です!
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