作品紹介

絵画へのこんなアプローチがあったのか!

「授乳の聖母」は、乳房が描かれるゆえに〈母〉と〈女〉が交錯する!
夫人の表情に隠された画家セザンヌの創作の本質
名画の魅力の深奥へと読者を誘う評論エッセイ6編

私の絵の見方は、もともとのフィールドである〈文学〉を読むように〈絵画〉を読もうというものである。本書の六編のエッセイは、……いずれも絵画に人間の〈真実〉を見、その〈おもしろさ〉を楽しみたいという試みである。
〈絵画〉や〈文学〉は、巨視的にも微視的にもそれを生んだ〈風土〉と切り離せない。そこへ行ってはじめて、画家と私たちを隔てるよそよそしい〈時間〉は意味を失い、私たちはその〈芸術〉と一体化することができるのである。
(「あとがき」より)

担当編集者より
常葉学園大学元学長という肩書きを持つ海野さんは、日本の古典文学で培った感性と「読み」を武器に、海外の名画に鋭く切り込んでいきます。実際の作品を見て、画家や作品と関係が深い場所を訪れ、縦横無尽に思考をめぐらせています。絵画を「深読み」したい方々にぜひお勧めです。
目次
【第一部 絵画の中の女性たち】
1 授乳の聖母
2 セザンヌ夫人の不きげん
3 A・ワイエスの海 〈クリスティーナの世界〉をよみ解く
【第二部 画家たちの舞台を訪ねる】
4 ドラクロワの庭
5 セザンヌの息づかい ジャス・ド・ブッファンとビベミュスの石切り場
6 エトルタ紀行 絶景の海岸でモネを考える
商品情報
書名(カナ) ジュニュウノセイボセザンヌフジンノフキゲン
ページ数 224ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製カバー装
初版奥付日 2018年06月14日
ISBN 978-4-16-008929-7
Cコード 0095

著者

海野 泰男

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