小さな島で出会った少女。彼女はまるで神話と日常を往来しているようだった。――『ウル』。府庁に就職したが半年で退職、今は行方不明の「田中」は今どこに――『傘がない』。夫の転勤で縁もゆかりもないT市にやって来たわたしは、「幸福の王子」が立つ広場で古今東西の創作者の交歓を幻視する‥‥‥『幸福の王子』。披露宴に着てゆくドレスをデパートに引き取りに来たわたしが店内を回遊していると、何度も「お呼び出し」が‥‥‥。誰がわたしを呼び出しているのだろうかーー『お呼び出し」。幼少期から飼い犬「ジョン」と育ち、そして別れを繰り返したわたし。死を迎えたのちに邂逅したのは――『ジョン』。追憶と創作をめぐる五つの物語を収録。
書名(カナ) | ウルカラジョンヘ |
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ページ数 | 304ページ |
判型・造本・装丁 | 四六判 並製カバー装 |
初版奥付日 | 2023年02月20日 |
ISBN | 978-4-16-009039-2 |
Cコード | 0093 |
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