作品紹介

小さな島で出会った少女。彼女はまるで神話と日常を往来しているようだった。――『ウル』。府庁に就職したが半年で退職、今は行方不明の「田中」は今どこに――『傘がない』。夫の転勤で縁もゆかりもないT市にやって来たわたしは、「幸福の王子」が立つ広場で古今東西の創作者の交歓を幻視する‥‥‥『幸福の王子』。披露宴に着てゆくドレスをデパートに引き取りに来たわたしが店内を回遊していると、何度も「お呼び出し」が‥‥‥。誰がわたしを呼び出しているのだろうかーー『お呼び出し」。幼少期から飼い犬「ジョン」と育ち、そして別れを繰り返したわたし。死を迎えたのちに邂逅したのは――『ジョン』。追憶と創作をめぐる五つの物語を収録。

担当編集者より
70年代後半から90年にかけ執筆された四つの物語と書き下ろし一編を収録。濃厚に時代性を反映したそれぞれの作品の中に潜む「人とは何か」という普遍的な問いかけ。即物性とコストパフォーマンスばかりが求められる昨今、あえて物事を「考えたい」方にお勧めしたい一冊です。
目次
ウル
傘がない
幸福の王子
お呼び出し
ジョン
商品情報
書名(カナ) ウルカラジョンヘ
ページ数 304ページ
判型・造本・装丁 四六判 並製カバー装
初版奥付日 2023年02月20日
ISBN 978-4-16-009039-2
Cコード 0093

著者

矢樹 育子

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