担当編集者より

大阪府教育委員の小河勝先生といえば、長年中学校教諭として学力低下問題と向き合い、たくさんの子どもたちを再生させた実績で知られています。その小河先生の、新しい学習参考書が登場します。評価の高い既刊の中学生向け「小河式プリント」に続き、今回は小学生向けのドリル、しかも「モジュール」です。モジュールとは、「短時間集中型反復学習法」。「読み、書き、計算」を短時間、毎日続けるシンプルな勉強法ですが、最近教育現場で大変注目を集めています。例えば、山陽小野田市で、３７００人の児童に対する９ヶ月間の取り組みで、知能指数が平均９ポイントも上がったことを始め、各地で驚くべき効果を上げているからです。今回のドリルは、通常のモジュールで使うます計算や割り算にとどまらず、１学年の学習分野を網羅する構成にしました。「算数１」は、「わり算・計算のきまり」。「算数２」は、「小数・分数・グラフ」。「算数３」は、「図形と面積」。１冊が２８日分のモジュールになっています。１日１５分の構成ですから、毎日１５分の勉強を続ければ、３ヶ月で、小学４年生が１年間かけて教わる算数の学習内容がすべて、頭に入ることになります。（ＩＡ）