書名(カナ) | セキショヤブリサダジロウメカゴノオネリ ハッシュウマワリクワヤマジュウベエ |
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ページ数 | 336ページ |
判型・造本・装丁 | 四六判 小口折 並製カバー装 |
初版奥付日 | 2014年09月25日 |
ISBN | 978-4-16-390129-9 |
Cコード | 0093 |
相州と上州、それぞれの関所破り。十兵衛いかに始末をつける
保土ヶ谷の道案内角太郎を殺した河童の六こと六蔵を追って関東取締出役の桑山十兵衛は、河童の六の出身である相州の松田惣領まで、足を延ばす道すがら、溝口にて鐘撞き講で金を集める破れ坊主を懲らしめる。
だが、肝心の河童の六はとりにがし、保土ヶ谷の一件は、わからずじまいとなって江戸へと戻ってきた。
江戸へ戻った十兵衛を待っていたのは、日光例幣使街道の上州玉村宿のそばにある竹田村で、朝早くに川向こうの穂波村から、鉄砲の玉が飛んできたという訴えだった。時を同じくして、玉村では道案内が殺され、その下手人である侠客定次郎は子分を連れてそのまま姿を消したという。鉄砲をきっかけに、穂波村に立ち寄った定次郎一味の足跡を見つけられると考えた十兵衛は、玉村の道案内の後任を決める必要もあり、今度は上州へと向かう。
破れかぶれになり、関所破りで、せめて名を上げようとする侠客定次郎一味。
そして、河童の六は、いずこへ流れたのか。それぞれの関所破りは、思わぬ方向へと展開をみせる……。十兵衛は、首尾よく彼らを捕えることができるのか。
人の欲を見つめて、関八州を経巡る十兵衛がつける、侠客たちへの意外にな始末とは。
ご存じ、人気時代小説・八州廻り桑山十兵衛シリーズ待望の第九巻。
関所破りと時の鐘
法の不法
窮余の策の無銭飲食
夫の死を知らせにきた男
摑み損ねた五十両
鬼の目にも涙
関所破り定次郎目籠のお練り
当てが外れの六地蔵
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