書名(カナ) | セキショヤブリサダジロウメカゴノオネリ ハッシュウマワリクワヤマジュウベエ |
---|---|
ページ数 | 384ページ |
判型・造本・装丁 | 文庫判 |
初版奥付日 | 2017年06月10日 |
ISBN | 978-4-16-790865-2 |
Cコード | 0193 |
相州と上州、それぞれの関所破りの意外な始末。
上州玉村で道案内が殺され、道案内を殺した定次郎は子分を連れてそのまま姿を消した。同じころ、保土ヶ谷の道案内角太郎を殺した河童の六こと六蔵を追って、八州廻りの桑山十兵衛は河童の六の出身、相州の松田まで足を延ばす道すがら、鐘撞き講で金を集める破れ坊主を懲らしめる。だが、肝心の保土ヶ谷の一件は、わからずじまいとなり江戸へと戻ってきた。
すると、日光例幣使街道の上州玉村宿のそばにある竹田村で、朝早くに川向こうの穂波村から、鉄砲の玉が飛んできたという訴えが。玉村では、侠客の定次郎一味が、玉村の道案内を殺し、大戸の関所を破ったとの知らせが。
玉村の道案内の後任を決める必要もあり、十兵衛はそのまま上州へと向かう。
十兵衛は、鉄砲をきっかけに、定次郎一味の足跡を見つけられると考えるのだが……。
破れかぶれになり、関所破りで、せめて名を上げようとする侠客たち。
そして、姿を消した河童の六はいずこへ流れたのか。
人の欲を見つめて関八州を経巡る十兵衛が、侠客の最後にみせる粋なはからい。そして、二つの殺しは、意外な展開に……。十兵衛は、首尾よく彼らを捕えることができるのか。
ご存じ、人気時代小説・八州廻り桑山十兵衛シリーズ待望の第九巻。
関所破りと時の鐘
法の不法
窮余の策の無銭飲食
夫の死を知らせにきた男
掴み損ねた五十両
鬼の目にも涙
関所破り定次郎目駕籠のお練り
当てが外れの六地蔵
ご希望のデータがダウンロードできない場合や、著者インタビューのご依頼、その他の本の紹介に関するお問合せは、直接プロモーション部へご連絡ください。
雑誌・書籍の内容に関するご意見、書籍・記事・写真等の転載、朗読、二次利用などに関するお問合せ、その他については「文藝春秋へのお問合せ」をご覧ください。
※外部サイトに飛びます
感想を送る
本書をお読みになったご意見・ご感想をお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社ウェブサイト、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただく場合がございます。
※いただいた内容へのご返信は致しかねますのでご了承ください。
※ご意見・ご感想以外は、こちらから各部門にお送りください。