書名(カナ) | アカヲミニツケルトナゼモテルノカ |
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ページ数 | 280ページ |
判型・造本・装丁 | 四六判 小口折 並製カバー装 |
初版奥付日 | 2015年08月10日 |
ISBN | 978-4-16-390317-0 |
Cコード | 0098 |
視覚が、触覚が、嗅覚が、あなたの思考を操っていた!
今、心理学の世界で起きている大革命、「身体化された認知」。
私たちの思考や判断は、知らず知らずのうちに何ら合理性のない、
五感からの情報に大きく左右されている――。
そんな驚きの研究結果が、この10年で続々と発表され、注目を集めている。
・女性は赤を身につけた男性を見ると、セックスしたくなる
・温かい飲み物を持つと、目の前の人を「温かい人」だと感じてしまう
・柔軟な交渉と強硬な交渉を分けていたのは、座る椅子の硬さだった
・心に重荷を感じると、本当に体も重くなる
・子どもに部屋を片付けさせるには、洗剤の匂いを嗅がせればいい
心理学の常識を覆した研究結果の数々を、第一人者みずからはじめて書籍化。
最先端の研究が明らかにした無意識の世界には、
ビジネス・恋愛・子育てのヒントが満載!
【目次】
■はじめに 五感が操る私たちの世界
■第1章 温度――アイスかホットか
あなたが下してきた重要な判断は、その場の飲み物の温かさによって左右されていた。なぜ私たちはある人を信頼し、孤独を「冷たい」と表現するのか。心理学の大革命「身体化された認知」の世界へようこそ。
■第2章 手触り――商談に勝つ椅子、負ける椅子
交渉に対して、強硬な姿勢で臨む人もいれば、柔軟な姿勢で臨む人もいる。その違いを生んでいたのは、私たちの「触覚」だった。また、子育てにおいて子どもに触らせるべきもの、触らせるべきではないものとは。
■第3章 重さ――バックパッカーが旅に魅せられる理由
就職活動の履歴書。その紙のわずかな重さが、採用担当者への印象を大きく変えてしまう。また、精神的な「重さ」も、私たちに深刻な影響を与える。重大な秘密を抱えた人は、本当に体まで重たくなってしまうのだ。
■第4章 赤 その1――赤ペンの使用を禁じた学校
さまざまな色の中でも赤は別格だ。赤色を見るだけで、あらゆるテストの成績は下がり、赤いユニフォームを着るだけで、あらゆる試合の勝率は上がる。なぜ、赤色には私たちを動かす力があるのだろうか?
■第5章 赤 その2――赤を身につけるとなぜもてるのか?
赤色と性的欲求の繋がりは、驚くほど強い。女性は赤を身につけた男性を「セクシー」だと感じ、セックスしたくなるのだ。では、女性が赤を身につけたら男性はどう感じるのか? 赤の力を味方につける方法とは。
■第6章 光――冬になるとなぜ気持ちが沈むのか?
なんだか気分が落ち込む日。その原因は「光」にあった。「明るい笑顔」が、本当に明るく見えるのはなぜなのか。薄暗い部屋は私たちの心を蝕む。人生を前向きに楽しく生きるためには、部屋の「明るさ」が必要だ。
■第7章 空間 その1――感情的な交渉と論理的な交渉
相手との距離によって、あなたの行動や感情は大きな影響を受けている。人はパーソナルスペースを侵されるとどうなるのか。メールや電話だけでビジネスを済ませてよいのか。交渉では座る位置にも注意すべきだ。
■第8章 空間 その2――選挙に勝つと背が高くなる?
職業上の成功と身長の間には、強い関連がある。背の高い人は平均的に高い給料をもらい、地位の高い職についているのだ。だが、その高さの力は誰でも活用することができる。ビジネスやデートで実践してみよう。
■第9章 浄め――心の汚れは除菌シートで落ちる
嘘をついたあと、なぜ人は口をゆすぎたくなるのか。そして、シャワーを浴びた直後は、なぜカンニングに走りやすくなるのか。心の汚れと体の汚れの繋がりとは。清潔なセールスマンは本当に信用できるのか?
■第10章 匂い――あの店ではなぜ財布のヒモが緩むのか?
甘いもの好きには「良い人」が多い――。それはなぜなのか? さらに、人は香りからも影響を受け、特定の行動が喚起される。ナンパの成功率を上げる匂い、部屋を片付けたくなる匂い、脚が速くなる匂いとは?
■最終章 閃き――グーグルのオフィスは何が違うのか?
独創的なアイデアや、型破りな問題解決法を思いつくには、どうすればよいのだろうか? 実は、「比喩表現どおりに行動する」ことで人はクリエイティブになれる。「机の前に座って集中」は、もはや時代遅れだ。
■おわりに 身体化された認知があなたの人生を変える
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