単行本

息子に贈ることば

1,430 (税込)
発売日2016年02月20日
ジャンルノンフィクション
商品情報
書名(カナ) ムスコニオクルコトバ
ページ数 224ページ
判型・造本・装丁 四六判 軽装 仮フランス装
初版奥付日 2016年02月20日
ISBN 978-4-16-390408-5
Cコード 0095

自由の街パリで息子に語る、夢、そして勇気

「憎しみを抱いて生き続けるのは疲れます。
てのひらを返すくらいなら
私はその手をずっと握りしめていたい。」

日々、壁にぶち当たりながらも自らを鼓舞し、息子の食事を作り、送り迎えをし、
語らい続けた5年間の軌跡。
父と、すべての息子たちへ……苦悩と希望と勇気に満ちた言葉の贈り物。

「自分のことは二の次になった。優しいふりができない。生活感丸出し。でも、今はそんな自分で良い。失うものはないが、命がけがある。生きることに妄想せず。ただ十くんと生きる。毎日を精一杯生きるだけだ。」

目次

おはよう〔2010年/2011年〕
精一杯生きたろう〔2012年〕
おちつきました〔2013年〕
よっこらしょ〔2014年〕
おかえり〔2015年〕

あとがき

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「父子の旅つづる 言葉の花束たち」
文化(神奈川新聞 2016.03.28 )
著者インタビュー 辻仁成 『息子に贈ることば』
話題の1冊(ウーマンエキサイト 2016.03.27)
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※外部サイトへリンクしている場合もあります

担当編集者より

「息子に将来読んでほしい、人生を励ます一冊になれば、と」
そんな辻さんの思いから生まれた『息子に贈ることば』。
「もしかしてぼく今、スランプなのか?」
「本当に悲しい時は涙なんか出ない」
「息子よ、引き分けもいい手だと思う」
この本の中で、辻さんは芥川賞作家でもミュージシャンでも、映画監督でもなく、ただ、仕事や人間関係、自分のスランプや他者の裏切りに悩み、息子の所業に手を焼く、一人の父親なのです。
そして、終章(2015年)の最後に、パリと東京を往復する父と子の生活の根幹をゆるがす大事件が起きます。パリ同時多発テロ事件。なんとこの時、辻さんは日本、十くんはパリ。十一歳の少年は何を考え、遠く離れた父は心の中で何を呼びかけていたのか……どうぞ本書をお読み頂ければ幸いです。

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