書名(カナ) | ケンゴウヤワ |
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ページ数 | 256ページ |
判型・造本・装丁 | 四六判 上製 上製カバー装 |
初版奥付日 | 2016年11月25日 |
ISBN | 978-4-16-390561-7 |
Cコード | 0095 |
歴史に名を刻んだ名剣士と、現代に生きる各流派の伝説的な武人。その壮絶な技量と圧倒的な人生を通して、日本人の武を考え抜いた作品です。著者の津本陽氏は、日本を代表する歴史、時代作家であるだけでなく、自ら剣道三段、抜刀道五段の腕前であり、武芸への造詣も大変深い作家です。本書には、津本氏本人の剣術修行の様子も詳細に描かれ、氏の「体験的武道入門」ともいえる内容です。
われわれの先人がいかに武を磨き、乱世を生き抜いてきたのか。津本氏は、戦中、戦後直後の殺伐とした空気のなかで、日本人の攻撃性は維持されたと書きますが、いま、テロに代表されるような「暴力の時代」が、再び訪れようとする嫌な予兆があります。武の心得とは何か、と問うときに、本書の持つ意味は大きいと思います。
[本書の目次]
第一話 近藤勇と比肩した男
第二話 永倉新八の竜尾の剣
第三話 明治政府の剣豪
第四話 江戸幕府最後の侍と明治維新
第五話 薩摩隼人と示現流
第六話 龍馬暗殺現場の試斬
第七話 見事の死にざま
第八話 柳生新陰流の極意
第九話 大東流・佐川先生の俤
第十話 夜半の素振り
第一話 近藤勇と比肩した男
斬れたと思え、そう思わなきゃ斬れないよ
第二話 永倉新八の竜尾の剣
剣道の極意は攻撃精神の純粋持続にあり
第三話 明治政府の剣豪
真剣勝負では体のどこを斬ってもかまわん
第四話 江戸幕府最後の侍と明治維新
鋼鉄の兜を斬り裂いた豪剣の切れ味
第五話 薩摩隼人と示現流
斬りあいで必ず勝てる方法がある
第六話 龍馬暗殺現場の試斬
刀筋から暗殺現場の真相がわかった
第七話 見事の死にざま
眼にうつった敵を瞬間に斬る呼吸
第八話 柳生新陰流の極意
尾張柳生vs江戸柳生 徳川家光の御前試合
第九話 大東流・佐川先生の俤
敵の力を無にする技術に圧倒された
第十話 夜半の素振り
各流派を伝承した宗家の方々の俤
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