書名(カナ) | ソラニサクコイ |
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ページ数 | 296ページ |
判型・造本・装丁 | 四六判 小口折 並製カバー装 |
初版奥付日 | 2017年07月10日 |
ISBN | 978-4-16-390679-9 |
Cコード | 0093 |
イケメンなのに、女性に触れると呼吸困難に陥る重度の女性アレルギー(おばあちゃん世代なら大丈夫)の三輪由紀。実家の花火屋を継げというプレッシャーと、やたら自分を追いかけ回す女の子たちから逃れるため放浪の旅に出た。流れ着いたのは新潟県山古志。そこでは生来のヘタレぶりを発揮し、村の人に世話になって現実逃避していることを自覚しつつも、それなりに平穏な毎日を送っていた。
しかしある日、由紀の人生を変える出来事が起こる。由紀が街に出ようとしたとき、交通事故に遭遇したのだ。事故自体は小さかったものの、なんと花火を積んだ軽トラックが巻き込まれていた。花火に引火すれば大惨事を招きかねない。慌てた由紀はすぐさま積荷を下すため手伝いに走り、事なきをえた。その軽トラックに乗っていたは、清倉花火店の跡取り娘清倉ぼたん。男勝りでずけずけものを言うぼたんに、気の弱い由紀は圧倒されてしまう。だが、なぜかぼたんに対してだけは女性アレルギーが出ず、不思議と親近感を抱く。
後日、事故で助けてもらったお礼にと、由紀は清倉花火店が参加する長岡の花火大会に招待される。これまで花火から目を背けてきた由紀だったが、久しぶりに見た花火の美しさ、それを見上げる人々の姿に心を打たれる。そして自分の中にある花火への憧れに気づく。由紀は花火師になろうと決意するが、ぼたんを女性として意識した途端、彼女に対してもアレルギーが発症してしまう。おまけにぼたんにアプローチするライバルも出現。さらにせっかく帰った実家では、家出に激怒していた父親に邪魔者扱いされる始末……。由紀は花火師として独り立ちできるのか? 恋のゆくえは?
ヘタレ男子と元気女子が、溢れる思いを空に打ち上げる! 夏を彩る青春ボーイミーツガール物語!
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