70歳以上のいまだ現役アスリート24組を1年がかりで取材。下は71歳の体操選手から上は89歳の棒高跳びの選手まで。自身の事情だけでなく伴侶をはじめとする家族の事情で、ここまで長く競技生活を続けるのは非常に困難なこと。それらをどう乗り越え、今でもはつらつと競技に打ち込んでいるのかを掘り下げる――。
マスターズ体操競技会のパイオニアである長田幸子さん(71)は言う。
「60歳で出場した時は『バカじゃないか』と言われました。でも仲間と『あと1年頑張ろう』『あと1年やってみよう』と励まし合って、ここまで来たんです。こうなったら体操は何歳までできるのか、試してみたい、好奇心というか冒険ですね」
なぜ彼らは、競技をやめないのか。24通りのその理由を知ると、自分もまだこれから、と思える。
50代が一番伸びしろがあります(藤岡裕子 77歳 走幅跳)
去年と同じなら記録は伸びていると言っていい(西岡政恵 86歳 競泳)
かつて強かった人との差もなくなっていく(山本健夫 81歳 柔道)
バレーボールのおかげで体が甦りました(保谷和子 80歳 バレーボール)
死ぬまでやろうよ、ということなんです(厚木昭之 84歳 野球)
現役に戻ることで、体力をつけようと思った(長田幸子 71歳 体操競技)
老化していくバランス感覚を回復させる(福田絋史 77歳 ボート)
死ぬまでの時間つぶしなんです(桂川孝三 80歳 ウエイトリフティング)
夢中になれば、つらいことも忘れられます(佐藤美千恵 74歳 ソフトボール)
「闘える」こと自体によろこびを感じる(山田孝 75歳 空手)
筋力はアップしました(齋藤惠美子 87歳 テニス)
老人臭くないでしょ(西川博孝 73歳 フェンシング)
人生は勝負じゃないですか(髙木富子 83歳 卓球)
アーチェリーは子供みたいなもの(柳田一江 81歳 アーチェリー)
ほか。
書名(カナ) | イッショウショウブ マスターズ オブ ライフ |
---|---|
ページ数 | 216ページ |
判型・造本・装丁 | 四六判 軽装 並製カバー装 |
初版奥付日 | 2020年03月25日 |
ISBN | 978-4-16-391185-4 |
Cコード | 0095 |
各書店のリンクを選択すると、この書籍の在庫検索ページへ移動します。
※外部サイトへ移動します
本書をお読みになったご意見・ご感想をお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社ウェブサイト、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただく場合がございます。
※いただいた内容へのご返信は致しかねますのでご了承ください。
※ご意見・ご感想以外は、https://www.bunshun.co.jp/contact/ から各部門にお送りください。
ご希望のデータがダウンロードできない場合や、著者インタビューのご依頼、その他の本の紹介に関するお問合せは、直接プロモーション部へご連絡ください。
雑誌・書籍の内容に関するご意見、書籍・記事・写真等の転載、朗読、二次利用などに関するお問合せ、その他については「文藝春秋へのお問合せ」をご覧ください。
https://www.bunshun.co.jp/contact/ノンフィクションの本一覧を見る