単行本

紙の梟 ハーシュソサエティ 貫井徳郎

1,980 (税込)
発売日2022年07月13日
ジャンルエンタメ・ミステリ
商品情報
書名(カナ) カミノフクロウ ハーシュソサエティ
ページ数 376ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2022年07月15日
ISBN 978-4-16-391564-7
Cコード 0093
試し読み
書店在庫
ネット書店で購入
単行本

紙の梟 ハーシュソサエティ 貫井徳郎

1,980 (税込)
発売日2022年07月13日
ジャンルエンタメ・ミステリ
商品情報
書名(カナ) カミノフクロウ ハーシュソサエティ
ページ数 376ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2022年07月15日
ISBN 978-4-16-391564-7
Cコード 0093

人を一人殺したら死刑になる世界――

ここは、人を一人殺したら死刑になる世界――。

私たちは厳しい社会(harsh society)に生きているのではないか?
そんな思いに駆られたことはないだろうか。一度道を踏み外したら、二度と普通の生活を送ることができないのではないかという緊張感。過剰なまでの「正しさ」を要求される社会。
人間の無意識を抑圧し、心の自由を奪う社会のいびつさを拡大し、白日の下にさらすのがこの小説である。

恐ろしくて歪んだ世界に五つの物語が私たちを導く。

被害者のデザイナーは目と指と舌を失っていた。彼はなぜこんな酷い目に遭ったのか?――「見ざる、書かざる、言わざる」

孤絶した山間の別荘で起こった殺人。しかし、論理的に考えると犯人はこの中にいないことになる――「籠の中の鳥たち」

頻発するいじめ。だが、ある日いじめの首謀者の中学生が殺害される。驚くべき犯人の動機は?――「レミングの群れ」

俺はあいつを許さない。姉を殺した犯人は死をもって裁かれるべきだからだ――「猫は忘れない」

ある日恋人が殺害されたことを知る。しかし、その恋人は存在しない人間だった――「紙の梟」

担当編集者より

着手から10年以上、衝撃の本格ミステリがついに刊行されます。
物語の舞台は、人ひとりを殺してしたら必ず死刑になる社会。そんな「厳しい社会(harsh society)」に私たちは生き始めているのではないでしょうか。
書き始めたころは、作者の貫井さんも特殊な設定として書かれたのかもしれません。しかし、現在頻繁に起きるSNS上での炎上、必要以上の袋叩きを見ると、この小説に描かれた世界が生々しく迫ってくるような恐怖を覚えます。
すぐそこに迫っているかもしれない戦慄の世界をお楽しみください。

感想を送る

本書をお読みになったご意見・ご感想をお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社ウェブサイト、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただく場合がございます。

※いただいた内容へのご返信は致しかねますのでご了承ください。
※ご意見・ご感想以外は、こちらから各部門にお送りください。

メディア関係者・図書館の皆様

表紙画像のダウンロード

ご希望のデータがダウンロードできない場合や、著者インタビューのご依頼、その他の本の紹介に関するお問合せは、直接プロモーション部へご連絡ください。

雑誌・書籍の内容に関するご意見、書籍・記事・写真等の転載、朗読、二次利用などに関するお問合せ、その他については「文藝春秋へのお問合せ」をご覧ください。

書店在庫
ネット書店で購入
2024 文春文庫 秋100ベストセレクション 文春文庫は50年を迎えました! 特設サイト 佐伯泰英特設サイト 阿部智里「八咫烏シリーズ」特設サイト 米国を代表する作家、スティーヴン・キングの特設サイト 吉永南央「紅雲町珈琲屋こよみシリーズ」特設サイト