壁の男 貫井徳郎

825 (税込)
発売日2019年11月07日
ジャンルエンタメ・ミステリ
商品情報
書名(カナ) カベノオトコ
ページ数 416ページ
判型・造本・装丁 文庫判
初版奥付日 2019年11月10日
ISBN 978-4-16-791378-6
Cコード 0193
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壁の男 貫井徳郎

825 (税込)
発売日2019年11月07日
ジャンルエンタメ・ミステリ
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書名(カナ) カベノオトコ
ページ数 416ページ
判型・造本・装丁 文庫判
初版奥付日 2019年11月10日
ISBN 978-4-16-791378-6
Cコード 0193

読了後に感動が待ち受ける、男の半生と隠された真実

北関東の小さな集落で、家々の壁に描かれた、子供の落書きのような奇妙な絵。決して上手いとは言えないものの、その色彩の鮮やかさと力強さが訴えかけてくる。
そんな絵を描き続ける男、伊苅にノンフィクションライターの「私」は取材を試みるが、寡黙な彼はほとんど何も語ろうとしない。
彼はなぜ絵を描き続けるのか――。
だが周辺を取材するうちに、絵に隠された真実と、孤独な男の半生が次第に明らかになっていく。

抑制された語り口ながら、読了後に感動が待ち受ける傑作長編。

担当編集者より

北関東の集落で、家々の壁に絵を描き続ける寡黙な男。ライターの「私」が周辺取材をするうちに、男の孤独な半生と悲しい真実が明らかになっていく――。
執筆のきっかけは貫井さんが、台湾のある村で町じゅうの家の壁に極彩色の絵を描くおじいさんをテレビで観たことだったそうで、番組ではその理由がわからなかったため、自分で書いてみようと思ったとか。
葉室麟さんの時代小説『蜩ノ記』のように時間軸を遡りながら、寡黙な男の感情がラストで溢れ出す構成を狙ったという、ミステリーのようでミステリーでない、ミステリーでないようでミステリーの、著者渾身の傑作。ラストで感動が待ち受けています。

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