作品紹介

ここは、人を一人殺したら死刑になる世界――。

私たちは厳しい社会(harsh society)に生きているのではないか?
そんな思いに駆られたことはないだろうか。一度道を踏み外したら、二度と普通の生活を送ることができないのではないかという緊張感。過剰なまでの「正しさ」を要求される社会。
人間の無意識を抑圧し、心の自由を奪う社会のいびつさを拡大し、白日の下にさらすのがこの小説である。

恐ろしくて歪んだ世界に五つの物語が私たちを導く。

被害者のデザイナーは目と指と舌を失っていた。彼はなぜこんな酷い目に遭ったのか?――「見ざる、書かざる、言わざる」

孤絶した山間の別荘で起こった殺人。しかし、論理的に考えると犯人はこの中にいないことになる――「籠の中の鳥たち」

頻発するいじめ。だが、ある日いじめの首謀者の中学生が殺害される。驚くべき犯人の動機は?――「レミングの群れ」

俺はあいつを許さない。姉を殺した犯人は死をもって裁かれるべきだからだ――「猫は忘れない」

ある日恋人が殺害されたことを知る。しかし、その恋人は存在しない人間だった――「紙の梟」

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担当編集者より
着手から10年以上、衝撃の本格ミステリがついに刊行されます。
物語の舞台は、人ひとりを殺してしたら必ず死刑になる社会。そんな「厳しい社会(harsh society)」に私たちは生き始めているのではないでしょうか。
書き始めたころは、作者の貫井さんも特殊な設定として書かれたのかもしれません。しかし、現在頻繁に起きるSNS上での炎上、必要以上の袋叩きを見ると、この小説に描かれた世界が生々しく迫ってくるような恐怖を覚えます。
すぐそこに迫っているかもしれない戦慄の世界をお楽しみください。
商品情報
書名(カナ) カミノフクロウ ハーシュソサエティ
ページ数 376ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2022年07月15日
ISBN 978-4-16-391564-7
Cコード 0093

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