作品紹介

著者のライフワーク〈矢吹駆シリーズ〉11年ぶりの最新作、800ページの超大作!

1978年6月。ナディアは著名な作家のシスモンディに、友人・矢吹駆を紹介する。シスモンディのパートナーであり、戦後フランス思想家の頂点に立つクレールが彼女にあてた手紙が消失した謎を駆に解き明かしてほしいというのだ。しかし手紙をネタに誘い出されたシスモンディとナディアは、セーヌ川に係留中の船で全裸の女性の首なし屍体を発見する。事件の調査のためリヴィエール教授を訪ねると、彼は若き日の友人、イヴォン・デュ・ラブナンのことを語り始める。39年前、イヴォンも首なし屍体事件に遭遇したというのだ――。

時空を超え広がる謎の迷宮に、矢吹駆が挑む!

担当編集者より
本格ミステリの第一人者、笠井潔さんがライフワークとする〈矢吹駆シリーズ〉。熱狂的なファンがいるこのシリーズの前作が発売されたのは2011年のことでした。そしてシリーズ第7弾にあたるこの『煉獄の時』は別冊文藝春秋で2008年から連載スタート、10年には連載終了していたのですが――。
 それから12年。ほとんど書き下ろしと言っていい大改稿、大幅加筆を経て、ついに単行本完成! 2段組み800ページ超の大作となりました。
 読者の方はご存じのことですが、このシリーズは現象学を駆使する哲学者的な矢吹駆が探偵役となり、探偵と真犯人との対決の中に思想を盛り込ませるのが特徴。各作品には実在の思想家をモデルとした人物が登場し、今回の作品ではサルトル、ボーヴォワール、バタイユ、岡本太郎などに相当する人物たちが論を戦わせます。
 長らく新作をお待ちだった皆さん、秋の夜長に存分にお楽しみください。
目次
序章 冬の越境
【現在Ⅰ】
第一章 深夜の電話
第二章 手紙の消失
第三章 船室の屍体
第四章 教授の回想
【過去】
第五章 兵士の帰還
第六章 悪夢の記憶
第七章 無頭の女神
第八章 廃墟の秘儀
第九章 戦争の序曲
第十章 灰色の首都
【現在Ⅱ】
第十一章 狂気の論理
第十二章 双子の運命
第十三章 獄舎の証人
第十四章 手紙の発見
終章 夏の越境 
商品情報
書名(カナ) レンゴクノトキ
ページ数 808ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2022年09月30日
ISBN 978-4-16-391599-9
Cコード 0093

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