単行本

沖縄有事

ウクライナ、台湾、そして日本――戦争の世界地図を読み解く

1,760 (税込)
発売日2023年04月11日
ジャンルノンフィクション
商品情報
書名(カナ) オキナワユウジ ウクライナ タイワン ソシテニホン センソウノセカイチズヲヨミトク
ページ数 264ページ
判型・造本・装丁 四六判 軽装 並製カバー装
初版奥付日 2023年04月10日
ISBN 978-4-16-391685-9
Cコード 0095

中国は必ずやって来る。備えはあるか!

安全保障の鉄則は「最悪のケース」を想定することだ。
ロシアのウクライナ侵攻前に、専門家の多くは、「ウクライナ全土への侵攻は、軍事的に見て、あまりにも無謀すぎる」と語っていた。
しかし、プーチンはウクライナ全土へ侵攻したではないか。
今、中国の台湾侵攻についても、「中国は台湾を無傷で手に入れたいはずだ。敢えて戦争は仕掛けないだろう」という言説が主流である。
本当にそうだろうか。
もし、中国の台湾侵攻が起きたとき、日本も戦場にならないとは言い切れない。「中国が日米を巻き込むはずがない」というのは、あくまで私たちの願望に過ぎない。
今や、起こらないはずの戦争が起こる時代なのだ。
習近平の中国がやって来たとき、日本に備えはあるのか。

目次

はじめに

第1章 ウクライナ危機が示した新しい事実 
・起こらないはずの戦争が起きた――常識を覆したプーチンの考え 
・NATOこそが真の敵――プーチンはなぜ、ウクライナを攻めたのか 
・アフガンから続くバイデンの失策――なぜアメリカはロシアの侵攻を防げなかったのか 
・核兵器を持たない国の悲哀――ウクライナの核放棄は正しかったのか 
・プーチンにだまされた日本――戦後外交史に残る失敗 
・韓国もロシアに翻弄された――ロシアが絡むと韓国外交官のクビが飛ぶ
・ロシア軍の誤算――ゼレンスキー大統領の拘束失敗 
・サイバー・情報戦の勝者は?――クリミア併合後の八年間の強化期間 
・「こたつCIA」――スマホとSNSの戦争 
・核で脅し、核で潰れるロシア――膨れ上がる軍事費 
・ロシアの核の恫喝が巻き起こした議論――日本、韓国の核武装論 
・一歩先を行く、ドイツの現実主義的平和主義――ドイツを見習え、という誤解 

第2章 ウクライナ危機はアジアの安保にどんな影響を与えたのか 
・NATOなきアジアの苦悩――ASEANを軽視してきたツケ 
・QUADの目玉が抜け落ちた――容易ではないインドの取り込み 
・AUKUSと豪原子力潜水艦取得計画――〝アンドロサクソン同盟〟への警戒感 
・TPPも中国に押さえられる――代案にならないIPEF 
・ヨーロッパ諸国のインド太平洋への関与の限界――米軍を取り合う欧州と日本 
・ロシアと連動する中国の動き――崩れ去った日本の安保戦略の前提 
・日本と豪州が猛接近――死刑制度を巡る問題でも妥協した 
   
第3章 日本周辺の軍事バランスの変化 
・対ソ戦の最前線候補地を訪ねる――復活する北海道の戦略的価値 
・北転から南転、そして再び北転へ――音威子府は過去の遺物ではない 
・北朝鮮とウクライナ、闇の関係――科学者、ミサイル技術、潜水艦 
・北のミサイルの現状――対米では「脅し」、日韓へは「実用」 

第4章 台湾有事は本当に起きるのか 
・「六年以内に侵攻可能性」証言――二十年早まった米中対立 
・中国軍の実力――三隻の空母と核ミサイル 
・二〇二二年夏、台湾周辺での中国軍事演習――わかったこととわからなかったこと
・中国の台湾侵攻を占うカギ――ウクライナの教訓 
・米軍の戦略は何か――台湾で何をしているのか
・在日米軍の動き――危機に備えた新態勢 
・陸自と米海兵隊が繰り返す演習とは――CDOとEAOB 
・弱者の戦法――米国も学び始めた陸自の生き残り戦術 
・米国は日本(沖縄)に何を求めているのか――自衛隊駐屯地への展開 
・台湾有事、日本で何が起きるのか――初めての存立危機事態 
・米国は韓国に何を求めているのか――韓国内の米軍基地を守れ 

第5章 先の大戦と沖縄 
・第三十二軍の南部撤退で混乱した沖縄戦――住民の避難先に軍隊が押し掛けた 
・数々の問題があった住民避難――事前に何が出来たのか 
・第三十二軍の撤退路をたどる――軍と住民を隔てるもの 
・沖縄戦以後、何か変わったのか――今でも市民を避難させる術はない 
・日本軍の亡霊が中国の顔をしてやってくる――豪では南洋興発の研究が 
・「日本人は山本五十六の指摘を忘れてはならない」――元・豪首相上級顧問が語る中国
・中国の長期戦略――太平洋諸国の取り込み 

第6章 沖縄・南西諸島の今 
・動き出した沖縄・南西諸島――米軍ヘリの「緊急着陸」 
・那覇――航空自衛隊でもっとも忙しい部隊 
・石垣・尖閣――すでに「中国の海」になっているのか 
・宮古島――なぜ島民を保護するための訓練が行われないのか 
・与那国島――台湾にもっとも近い島の変化 
・沖縄の核――非核三原則の呪縛 
・沖縄本土復帰五十年――沖縄自衛隊五十年 

第7章 日本の国家安全保障戦略に何が足りないのか
・国家安全保障戦略の改定作業――二人の元陸将の予言 
・安全保障の現場を歩く――再び冷戦時代の演習に
・防衛産業から撤退する企業群――有事に修理もできなくなる? 
・国際観艦式――インド軍の軍楽隊が演奏する「軍艦マーチ」 
・新たな国家安保戦略とその課題――国民の決意はどこにある?
・ウクライナと同じ事態が東アジアで起きたなら――尖閣と台湾 

あとがき 

担当編集者より

80年近く前、私たちは、本土を守るために沖縄を犠牲にしました。
そして今、習近平の中国が台湾侵攻を企てたとしたら、間違いなく、宮古、石垣、与那国といった島々は戦争に巻き込まれます。
そのことに対して、政府は何か準備をしているのでしょうか。
それは台湾を防衛する米軍に協力するために、島々に自衛隊の基地を作ることではありません。
有事の際に、島の住民をいかに安全に脱出させるかなどの施策、訓練ができているのか、です。
本書の沖縄ルポは、日本の現実を描き出しています。

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