| 書名(かな) | いくつものするどいはへん |
|---|---|
| ページ数 | 352ページ |
| 判型・造本・装丁 | 四六判 軽装 仮フランス装 |
| 初版奥付日 | 2026年01月10日 |
| ISBN | 978-4-16-392058-0 |
| Cコード | 0097 |
80sの頽廃に彩られ、
饒舌な語りがたどりつく病みの奥。
私小説に擬態した
恐るべき畢生の代表作。
この語り手、信じていいのか?
『レス・ザン・ゼロ』の頽廃と、『アメリカン・サイコ』の冷血。
恐ろしい出来事が、ついに起きる。
突如転入してきた美少年ロバート。彼は何かを隠している。彼にはきっと忌まわしい秘密がある。彼こそが〈曳き網使い〉という殺人鬼なのではないか? そんな疑念が僕にとり憑いて離れない。それなのにロバートは、僕の友人たちにどんどん近づいてゆく。やがて僕のセフレだったマットが姿を消し、〈曳き網使い〉に殺された無残な姿で発見される。
パーティー、ドラッグ、ハリウッドの頽廃。夜の闇に蠢く影。恐怖に満ちた録音テープ。音楽、文学、映画。薄っぺらくも快楽的な80sの空気のなかから、恐ろしい出来事がうっそりと頭をもたげはじめる――
語りは徐々に変調し、転轍し、後戻りのできない闇=病みへと滑り込んでゆく。
ブレット・イーストン・エリスにしか書けない冷たい不安に満ちた、畢生の代表作。
『アメリカン・サイコ』のブレット・イーストン・エリスが13年ぶりに発表した『いくつもの鋭い破片』 。著者自身のハイスクール時代を描く青春小説に見せかけつつも、徐々に不穏の影がたちこめはじめるこの大作を、「エリス作品でもっとも面白い!」と売り込んだ翻訳者・品川亮さんをお招きし、担当編集者とともに縦横無尽に深掘り。これはどんな小説なのか?
やがて話は、エリスの文体の話から翻訳の工夫へ、そして作品を彩る80sカルチャーへ、あるいは議論を呼んだエリスの長編エッセイ『WHITE』のことへと――。実は80年代に同じ高校の3年K組とL組にいたコンビが、悪夢のハイスクール小説を語り倒します!
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