書名(カナ) | ランシロウカノシンジツ |
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ページ数 | 256ページ |
判型・造本・装丁 | 新書判 |
初版奥付日 | 2013年03月20日 |
ISBN | 978-4-16-660906-2 |
Cコード | 0295 |
びっくりするほど若々しい30代、40代の現代女性。しかし、いくら外見が若くても「卵子の老化」は誰にも止められない。高齢出産の女性の卵巣を「古いミカン箱」に例える不妊治療の専門医。高齢出産が激増している日本で、今、何が起きているのだろうか。
今や日本人の平均初産年齢は30・3歳。4人に1人、東京都では実に5人に2人が35歳以上の出産だ。不妊の医療を受けたことがある夫婦は6組に1組。全国で誕生する赤ちゃんのうち、40人に1人は体外受精児である。
しかし、35歳の妊娠力は20代の半分に低下し、「卵子の老化」は染色体異常、流産など様々なリスクを増加させてしまう。最後は不妊治療クリニックに駆け込み、高額な体外受精を施せば妊娠できると思っているカップルも多いが、実は体外受精は「卵子の老化」に対抗できる手段ではない。老化した卵子は受精してもうまく分裂できないケースが急増。日本の不妊治療クリニックでは初診の4~5割を40代女性が占めているが、体外受精の成功率は40歳でわずか1割、45歳は1%以下。繰り返してもこの確率は上がらないのである。毎日新しい精子が1億個も作られる男性。しかし、女性は出生前に作られた700万個の卵子は初潮時にすでに20万~30万に減少、新しく卵子が作られることはない。
本書は、20年以上日本の出産現場を取材してきた著者が3年以上の歳月をかけて完成した話題の本。東尾理子・石田純一夫妻のブログで話題になった出生前診断や、卵子の在庫数を調べる最新検査、日本を代表する病院の医師や助産師の本音から高齢出産の経験談、高齢母の子育てまでを徹底取材。わかりやすいイラストやグラフ満載で衝撃的な「卵子の老化」の真実に迫る。「本当のところ何歳まで産めるの?」残り時間が気になる30代40代女性はもちろん、将来が気になる若い女性にも妻や娘の体が心配な方にも読んでほしい一冊です。
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