美味しいサンマはなぜ消えたのか? 川本大吾

990 (税込)
発売日2023年12月15日
ジャンルノンフィクション
商品情報
書名(カナ) オイシイサンマハナゼキエタノカ
ページ数 192ページ
判型・造本・装丁 新書判
初版奥付日 2023年12月20日
ISBN 978-4-16-661437-0
Cコード 0295
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美味しいサンマはなぜ消えたのか? 川本大吾

990 (税込)
発売日2023年12月15日
ジャンルノンフィクション
商品情報
書名(カナ) オイシイサンマハナゼキエタノカ
ページ数 192ページ
判型・造本・装丁 新書判
初版奥付日 2023年12月20日
ISBN 978-4-16-661437-0
Cコード 0295

スーパーの魚はなぜマズい!?

深刻な大不漁、超高値、外国産のシェア拡大――。取材歴30年以上の「さかな記者」が明かす、日本の漁業・水産業が衰退している訳。


【本の話🎙ポッドキャスト】

<5分で聴く♪文春新書>

今年は猛暑からいきなり冬になり、秋らしさが感じられませんでした。しかも、秋の味覚のサンマが近年ずっと不漁続きで、脂ののった塩焼きには久しくご無沙汰という人も多いでしょう。

日本の魚消費量は右肩下がりですが、じつは「安くて美味しく大量にとれる魚が、食用にされていない」という現実が『美味しいサンマはなぜ消えたのか?』からは見えてきます。流通に乗りにくいという理由だけで、肥料や飼料にされているのです。しかも、漁業資源の管理はザルそのもの。サンマなどは実際の漁獲高よりもはるかに高い「規制」が設定され、規制の意味をなしていません。さらには、パワハラなどで若い世代が漁業に定着せず、産業そのものが衰えつつあります。

日本の魚食大国としての文化を次世代に受け継ぐために何が必要なのか? 著者の川本大吾さんと考えます。(聞き手:織田甫・文春新書編集部)

著者

川本 大吾

1967年、東京都生まれ。専修大学を卒業後、1991年に時事通信社に入社。水産部に配属後、東京・築地市場で市況情報などを配信。水産庁や東京都の市場当局、水産関係団体などを担当。2006~07年には「水産週報」編集長。2010~11年、水産庁の漁業の多角化検討会委員。2014年7月に水産部長に就任した。著書に『ルポザ・築地』(時事通信社)など。

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