書名(カナ) | チュウゴクフドウサンバブル |
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ページ数 | 256ページ |
判型・造本・装丁 | 新書判 |
初版奥付日 | 2024年04月20日 |
ISBN | 978-4-16-661452-3 |
Cコード | 0295 |
【数々のメディアで活躍中! 中国経済の第一人者による決定版】
中国の不動産バブル崩壊が幕を開けた。
それは貨幣的な現象に留まらず、金融、行政、政治システムへと飛び火し、やがては共産党統治体制をひっくり返す要因にもなり得る――。
バブル形成から崩壊まで、複雑怪奇な構造をどこよりも分かりやすく読み解く。
【不動産から見える中国社会の歪み】
●主要大都市の不動産価格が大きく下落
●開発途上の不動産プロジェクトが次々とゴーストタウンに
●中国政府が不動産開発を熱心に進めた理由
●共産党幹部とデベロッパーが熱中したマネーゲーム
●別荘にプライベートジェット……賄賂を使って贅沢三昧
●地方政府が財政危機に陥れば、年金難民が発生する
●海外へと脱出する中国人が急増
●賃貸市場を敬遠し、マイホームを重視
●「見栄を張る」ことをやめられない中国人
●統制か自由化か、岐路に立つ習近平政権
【目次】
はじめに 不動産バブル崩壊の幕開け
第1章 中国の不動産で何が起きているのか
第2章 土地の公有制と戸籍管理制度
第3章 地方政府と都市再開発
第4章 「失われた30年」への道
第5章 絶望する若者たち
第6章 貯蓄・消費・投資の特殊性
第7章 マネーゲームと金融危機
第8章 イデオロギーの呪縛
第9章 コロナ禍が遺したもの
第10章 習近平政権の正念場
終章 チャイナ・リスクに備えよ
連日ニュースをにぎわす「中国不動産バブル崩壊」。廃墟と化したマンションや高層ビル群が放置され、中国全体の不良債権は2000兆円にものぼると推計されています。30年前の日本のバブル崩壊時に「不良債権総額110兆円」と言われていましたから、その規模には圧倒されます。それもそのはず、中国はこの30年来、国家をあげて乱脈開発に突き進んできました。いまや中国GDPの1/3が不動産関連と言われているほどです。なぜこれほど凄まじいバブルが起きたのか?テレビでもおなじみの中国経済の専門家、柯隆さんは『中国不動産バブル』のなかで、そのメカニズムを解き明かします。そして、日本と同じような「失われた30年」がやってくるのか? 世界経済への影響はどうなのか?――著者自らが語ります。
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